一人暮らしが寂しい……Z世代のホンネ【調査結果】

卒業したら、大都市に出て一人暮らし。Z世代のなかにも、学生時代にそんな夢を描いていた人は多いはず。

時間に縛られず、門限もない。いつ何をしても自分の自由……そんな生活に憧れて。しかし──。

SNS世代だからこそ、
人との「つながり」がないと寂しい

美容やライフスタイルなどにおけるグローバル調査をおこなう株式会社ミンテルジャパンの「単身世帯へのマーケティング 2024年」によると、一人暮らしにたいする理想と現実には少なからず乖離があることがわかった。

昨今の世の中は、飲食店での一人席、一人カラオケ、一人旅行などを満喫できるようにと、「おひとりさま」関連のサービスが増加している。

しかし、SNSなどに慣れ、常に誰かと一緒にいることの多いZ世代は、一人でいること自体により孤独感を感じやすい傾向にあるという。

実際、以下のグラフでは「一人暮らしだと寂しいと感じる」という項目では、Z世代が30%と最多。

©株式会社ミンテルジャパン

また、「一人で暮らす方が気楽でストレスにならない」という回答は、全世代で最も少ない割合であった。

ただし、これはZ世代がほかの世代と比較して、自分で家事をこなしたり、家計を管理したりすることにまだ慣れていないためだと推測できる。グラフ中の「一人暮らしだと家の周りのことを全て自分で行わなければならないので大変だ」という回答も、Z世代がトップだった。

もちろん、Z世代のなかにもソロエコノミーを享受し、自立した生活を謳歌しているタイプも多いはず。

だが、自由人と思われがちな世代の中にも、案外一人暮らしに苦労している人が多いことが分かった。SNS世代ならではの、ホンネが垣間見えた調査だ。

Top image: © iStock.com/kyonntra
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