Z世代とミレニアル世代、「旅先のSDGs」に関心アリ!【調査結果】

国際機関日本アセアンセンターが、旅行に関心のあるZ世代とミレニアル世代(15〜35歳)の計1000人を対象に「SDGs」や「サステイナブルツーリズム」に関する調査をおこなった。

まず、日常的にSDGsやサステナブルを意識して生活しているのは全体の59.8%だったのに対して、それがこと旅先となると約半数の32.7%まで減少しており、「サステイナブルツーリズム」という言葉の認知度も含めてまだまだ。

とはいっても、旅行の際にSDGsやサステイナブルな施設を観光先に選ぶ人も25.3%と一定数おり、項目別に見るとうち6割以上が「地産地消の流通を優先している」との回答だ。

また、「訪れた地域に利益ある消費をしたいと思うか」という問いに対しても、7割近くの67.8%が「そう思う」としており、旅先の郷土料理や名産品を好む傾向は、サステイナブルを意識していても変わらない

さらに興味深いのが、全体の49.6%がASEANの持続可能な観光の取り組みに興味があり、さらにその9割が「取り組みの内容を知ることが次の旅先を決めることに影響する」と回答していること。

「同じ金額なら持続可能な取り組みをしているツアーを選ぶ」とした人も半数を超え、もしそのツアーの方が金額が高い場合でも、5000円未満くらいの差であればほとんどの人が容認するようだ。

旅先でのSDGsやサステナブルへの意識は、まだまだ浸透していない部分もあるが、この調査結果は将来性を感じさせるものと言えるだろう。

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