平均予算は約15万円。ミレニアル・Z世代の「旅行意識調査」
国内外の旅先体験予約サイト「Klook(クルック)」がアジア太平洋12市場のM・Z世代(18〜40歳)2,400名を対象に旅行に関する意識調査を実施。
ここでは、そのサマリーを紹介していこう。
旅行での希望消費額は?
「アジアの平均月収(1,069米ドル)の2倍を次の休暇で使いたい」と答えたのは全回答者の3人に1人。
国ごとの希望消費額は、中国と香港が3,000米ドル以上でトップに。ちなみに、日本は1,000米ドル未満であった。
最優先事項は?
全体の90%が旅先での体験と回答。理由としてはうち85%がこれを投資と考えているようで、実際、出発前に予約しておく人は63%。
M・Z世代はフライトやホテルステイよりも体験を優先する傾向が明らかに。ちなみに人気なのは、島巡りや史跡巡りといったアウトドアのようだ。
どこから旅行のインスピレーションを得る?
やはり(?)Z世代の旅行者にとって最も重要なインスピレーションツールはSNS。ミレニアル世代の59%は検索エンジンと回答したが、僅差で55%がSNSと回答した。
Klook共同創業者兼COOのエリック・ノック・ファーは以下のようにコメント。
「SNSは、ミレニアル世代やZ世代の間で、旅行のインスピレーションを与える強力でダイナミックな情報源となっている。これは、本物のストーリーテリングとパーソナライズされたリアルタイムのおすすめを提供する能力にあります。このパラダイムシフトは、有意義なつながりやシームレスな探索を求める層の欲求を示しています。」
計画をはじめる時期は?
65%が2〜6ヶ月前からと回答。とくにシンガポールとオーストラリアの旅行者は計画的な傾向が強く、タイやベトナム、中国の旅行者の約50%は2ヶ月以内からと回答した。
どこへ行きたい?
国内が全体の60%でもっとも人気。
続いてアジア諸国が30%で、トップ3は日本、タイ、シンガポール。近場の短距離旅行がトレンドなのだろう。
さて、あなたの旅行への考えは?この結果を参考にしつつ、自問自答してみてもいいかも。
『Klook Travel Pulse 調査(旅行に関する意識調査)』
【調査期間】2023年7月1日〜14日
【調査対象】アジア太平洋地域12市場(マレーシア・フィリピン・シンガポール・タイ・ベトナム・中国本土・香港・日本・韓国・台湾・オーストラリア・インド)の18歳〜40歳の男女
【有効回答数】2400名(各市場200名ずつ)
【調査方法】インターネット調査
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