Z世代の健康不安トップは「がん」。イプソス、世代別の意識調査を発表
世界最大規模の世論調査会社イプソスが、「最大の健康問題」に関する世代別の意識調査の結果を発表した。
この調査からは、Z世代が抱える健康不安の内容が、この2年間で大きく変化していることが明らかになっている。
「がん」と「メンタルヘルス」への不安が急増
調査によると、「現在直面している最大の健康問題」として、Z世代が最も多く挙げたのは「がん」(44%)だった。
これは一昨年の31%から13ポイント増加し、前回まで1位だった「ストレス」を上回る結果となった。
2位には「メンタルヘルス」(39%)が入り、こちらも一昨年の24%から15ポイントと大幅に増加。
一方で、これまでトップだった「ストレス」(38%)は、ピーク時の44%から4ポイント減少した。

© イプソス株式会社
ミレニアル世代とX世代は「ストレス」がトップ
他の世代に目を向けると、ミレニアル世代とX世代では、依然として「ストレス」が最大の健康問題として認識されている。
ミレニアル世代では「ストレス」と回答した割合が50%に達し、一昨年の43%から7ポイント増加。
X世代でも「ストレス」が41%でトップとなり、こちらも4ポイント増加している。
イプソスの内田俊一社長は、「同じ『健康不安』というテーマであっても、世代によって関心の向きや捉え方が異なっていることが可視化された」とコメントしている。

© イプソス株式会社

© イプソス株式会社
Top image: © iStock.com / champpixs






