Z世代の保険加入率は54%、X世代と大きな差。僕と私と株式会社が意識調査を発表
Z世代向けのマーケティングを行う「僕と私と株式会社」が、「保険選び」に関する意識調査の結果を発表した。
この調査は、Z世代、Y世代、X世代の計5,000人を対象に実施されたもので、「若者の保険離れ」とも言われる実態が、世代比較を通じて明らかになっている。
X世代の加入率8割超に対し、Z世代は5割台
現在加入している保険について尋ねたところ、Z世代の保険加入率は54.0%だった。
これに対し、Y世代は66.9%、X世代は82.8%と、年代が上がるにつれて加入率も高くなる傾向が見られた。
加入している保険の種類は、世代間で大きな違いはなく、「生命保険」「医療・がん保険」「自動車保険」が上位を占めている。


未加入の理由は「特になし」、Z世代の7割以上が無関心
保険に未加入と回答した1,782人にその理由を尋ねたところ、Z世代とY世代では「加入する理由やきっかけがない」が、X世代では「保険料を支払う余裕がない」が最多だった。
しかし、具体的な理由を挙げたのは少数派で、いずれの世代も6割以上が「特に理由はない」と回答。
特にZ世代ではその割合が7割を超えており、保険に対する関心の低さが未加入の大きな要因となっていることが示唆された。

認知はSNS、加入のきっかけは口コミや公式サイト
保険に加入している500人を対象に、保険を「知るきっかけ」となった媒体を尋ねたところ、Z世代では「保険会社の公式サイト・アプリ」に次いで、「家族・友人・知人からの口コミ」(31.2%)、「SNS投稿」(26.4%)が上位に入った。
X世代とY世代では「テレビCM」が2番目に多かったのに対し、Z世代では4位にとどまり、認知経路に世代間の違いが見られた。
一方で、保険に「入るきっかけ」となった媒体では、Z世代も「家族・友人・知人からの口コミ」と「保険会社の公式サイト・アプリ」が2大トップとなり、認知段階ではSNSを活用しつつも、実際の加入検討においては、より信頼性の高い情報源を重視する傾向がうかがえる。


調査詳細:Zview lab.®






