「SDGs」の認知度、全世代で約8割を記録【調査結果】

「株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ」は、2008年からライフスタイルや消費行動、メディア接触などから生活者の実態を捉える「ADK生活者総合調査」を毎年実施してきた。

2022年版のなかには「SDGsへの意識」にフォーカスしたパートがあり、その結果が発表されたので紹介したい。

まず、SDGsという言葉の認知度だが、これについては15歳~79歳までの男女(計1万6196人)すべての年齢層で80%近い数字を残しており、基本的に知らない人はいない状況といえるだろう。

©株式会社ADKホールディングス

ただ、SDGs以外の関連ワードとなると一気に認知度が下がり、ニュースなどで比較的目にすることが多い「カーボンニュートラル」「LGBTQ+」でさえも40%台と高いとはいえない数値となっている。

ちなみに、SDGsが掲げる17の目標でもっとも共感できる項目は2年連続で1位「貧困をなくそう」、2位「海の豊かさを守ろう」、3位「すべての人に健康と福祉を」がトップ3となった。

そして、興味深いのが「日常生活における環境・社会への意識」という項目での 、SDGsという言葉を認知していない人の数値だ。

「地球環境への負荷が少ない包装の商品を買いたい」には認知者が72.3%で非認知者は47.6%が賛同し、「環境に配慮された製品を選ぶようにしている」は順に57.0%、36.3%となっている。

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認知者の方が数値が高いのは当然だが、非認知者も環境への意識が高いと見ることはできないだろうか?

言葉は知らなくとも、無意識に頭のどこかで環境や社会の未来のことを考えている──。

ある意味ではSDGsの考え方が世に浸透しているということなのかもしれない。

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