「世間は凡人の共和国」トーマス・カーライルのちょい上から目線が刺さる!

何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。

それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。

アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?

トーマス・カーライルの命日

“A great man shows his greatness by the way he treats little men.”

(自分より立場の弱い人に対する接し方に、人間の偉大さが表れる)

人間の本質を説いたこの一節は、19世紀イギリスで活躍した思想家・歴史家トーマス・カーライルの言葉です。

1795年スコットランド南西部ダンフリーズ・アンド・ガロウェイに生まれたカーライルは、7歳にして完璧な英語を身につけ、ラテン語も習得する秀才だったそうで、14歳でエディンバラ大学に入学、その後ドイツの詩人ヨハン・ウォルフガング・フォン・ゲーテの弟子となり、ドイツ・ロマン主義の後継者として才能を発揮しました。

ヴィクトリア朝時代のイギリスを代表する言論人としても知られ、今日まで影響を与える数多くの格言で世に問いかけてきた人物です。

そのカーライルの命日が2月5日。没後142年目にあたります。

そこで、今日はカーライルの遺した珠玉の言葉をご紹介。今を生きる私たちの心にも、間違いなく刺さるものがあります。

01.

“The greatest of faults, I should say, is to be conscious of none.”

失敗の最たるものは、失敗したことを自覚しないこと。

02.

“Every noble work is at first impossible.”

すべての偉業は「できっこない」から始まる。

03.

“The end of man is an action, and not a thought.”

人生の目的は思想じゃない。行動にこそある。

04.

“Experience is the best of schoolmaster, only the school-fees are heavy.”

人生最高の教師は「経験」にあり。
ただ、授業料はちょっとばかり高くつく。

05.

“A man without a goal is like a ship without a rudder.”

目標のない人間は、舵のない船のようなもの。

06.

“No man who has once heartily and wholly laughed can be altogether irreclaimably bad.”

一度でも心底笑えた経験のある人は、取り返しのつかない悪人にはなれない。

 

07.

“Speech is silver, silence is golden.”

雄弁は銀、だが沈黙はときに金に等しい。

08.

“No pressure, no diamonds.”

圧力なくして、ダイアモンドは生まれない。

09.

“The crash of the whole solar and stellar systems could only kill you once.”

たとえ太陽系や天体がすべて消滅したとしても、君が死ぬのは1回きりだ。

10.

“Only the person of worth can recognize the worth in others.”

価値ある人間だけが、他人のもつ価値を理解することができる。

さあ、新しい一日のはじまりです!

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