特別な人にだけ教えたい、「とっておきの満月」がある。

当たり前なのだけれど、12月は「最後のなにか」でいっぱいだ。師も走り出してしまうほどあわただしいこの1ヶ月のうち、毎日と言っていいほどきっと「今年最後のなにか」がある。

仕事もプライベートもイベント尽くしで、ゆっくり空を見上げることも忘れてしまうかもしれない。けれど、4日の満月と、13日のふたご座流星群だけは、どうか見逃さないでほしい。

だってこの満月は
「最後にして最大」だから。

12月4日(月)の満月は、「スーパームーン」。月が地球に近づくタイミングと満月が重なって、通常よりも大きく見える特別な日なのだ。

2017年で、この日より大きい月はない。『国立天文台』によると、満月になるのは、日付が4日になってすぐ、0時47分。そして一番大きく見える(地球と近づく)のは、17時46分だそう。

月曜日の夕方。仕事帰りや、オフィスの窓から覗く人がきっと多いだろう。社内恋愛をひっそり楽しんでいる人には、最高の条件でしかない。

ぜひ、こっそり屋上で待ち合わせしたり、コンビニに行くことを口実に会社を抜け出してほしい。

「終末効果」を狙ってみる。

「最後」と結びついた何かは、記憶に残りやすいようになっている。終末効果や親近効果なんて言われているそれは、『人』と結びついた時が、きっと一番強くなる。

だからもし、好きな人にどちらかをあげると言われたら、“最後のなにか”を選びたい。だって上書きされていく“最初”より、ずっといい。

記憶に残りたいと思う誰かがいるのなら、「2017年最後の満月を、一緒に見た人」の座を、ぜひ狙ってみてほしい。

Reference:国立天文台
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。