「限られた人にしか見られない」景色

 

色々あると思うんです、「限られた人にしか見られない」景色って。

コックピットからの景色はパイロットしか見ることができないし、オペ中の手術室の光景はお医者さんしか見ることができない。水の入った水槽の中からたくさんの人間を見られるのは、水族館のお仕事をしている人くらいじゃないでしょうか。

これも、そのひとつで

 

劇場の舞台、から見た客席。これは、その舞台の制作に携わる人にしか見られない景色です。

ラグジュアリーな照明の下に並ぶ客席と、煩雑な舞台装置。重厚なベルベットのカーテンで仕切られる、表と裏の境目。

限られた人にしか見られない景色がたくさんある中でも、とりわけ「劇場の舞台からの景色」は独特だなと思うんです。ひとつの空間に対して、立つ位置でこんなにも見え方を変えてしまうんですから。

 

 

この世には、いつも見ている当たり前の景色の「裏」に、まったく違った景色が広がっていることがたくさんあるようです。

それは必ずしも景色の話にとどまらなくて。人の気持ちや心情も、同じことが言えるような気がしています。そのことを知っているだけでも、人生は大きく違ってくると思いませんか?

Klaus Frehmの写真を見て、そんなふうに感じ取りました。いつでも、その奥にあるものを「想像する」ことだけは、忘れないようにしようって。

 

Licensed material used with permission by Klaus Frahm