東京を遊びつくすための「MUSTARD HOTEL ASAKUSA 1」

バゲットを入れるため、おもちゃを入れるため、本を入れるため。使うシーンを特定したトートバッグを販売している「TEMBEA」。

でもね、実際にバゲットを入れて使っている人なんて、見たことがないんですよ。購入した人が自分の使いたいようにアレンジする。それがシーン特化型トートバッグの楽しみでもあります。

さて、ここで紹介する2月1日にオープンした「MUSTARD HOTEL ASAKUSA 1」。なんで「TEMBEA」を引き合いに出したのかを疑問に思っている人もいるでしょうが、このホテルとの使い方が似ているんです。

自分だけの使い方ができるホテル

浅草の雷門から徒歩2〜3分。

渋谷に続くMUSTARD HOTELの2号店は、たくさんの観光客でごった返す雷門通りから少し離れた場所にあります。

入り口にあるネオンサインを目印にホテルの中に入ってみると、マスタード色を推すわけではなく、浅草という街の雰囲気にマッチした温かみのある造りに。

部屋は4人1部屋のオプションもありますが、すべてドミトリータイプ。ベッドの大きさは、ひとりで寝ることを考えたら何も問題はありません。

カップルや家族で泊まる場合はどうするの?と思うかもしれませんが、ここは考え方次第。MUSTARD HOTELが掲げるテーマは「街を楽しむための場」。浅草を、ひいては東京を遊びつくすための場所なのです。一緒に寝ることができないホテルではなく、あえてひとりで寝るホテルと捉えるのが妥当でしょう。そして、朝早くから動き始めて、パートナーと家族と一緒に旅行する時間を楽しむ。

泊まり方が特化されていたとしても、どういったベクトルで楽しむのかを決めるのは自分。自由にアレンジできる余白が残されているのがいいんです。

温泉で疲れを取って
朝から街に飛び出す

それでも、ホテルでゆったりと過ごす楽しみ方も用意されています。

まずは、浴場施設。ドミトリータイプのホテルでは共用シャワーが一般的ですが、「MUSTARD HOTEL ASAKUSA 1」では湯船に浸かることができます。しかも、天然鉱石を使用した人工温泉で、サウナ付き。

ホテルの1階奥には、ワインバーがあります。自然派ワインを取り揃えていて、ここで1日をゆっくりと振り返るのもいいかもしれません。朝食時にはホットドッグが提供されます。これを片手に持って浅草を観光する、という遊び方もありますね。

街に飛び出すことを前提にして建てられた「MUSTARD HOTEL ASAKUSA 1」は、1人3500円から宿泊が可能です。

自分だけの使い方を見つけて、楽しみたい。僕はこう思いました。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。