オープン前の「MUJI HOTEL GINZA」に泊まってきた!

2019年4月4日(木)、世界で3番目、日本では初となる「MUJI HOTEL GINZA」がオープンしました。

B1Fはレストラン「MUJI Diner」、1F〜5Fは世界旗艦店「無印良品 銀座」、6F〜10Fが「MUJI HOTEL GINZA」というフロア構成。建物全体で無印良品の世界観を体感できるように設計されています。

一足先に宿泊する機会をいただいたTABI LABO編集部が、ホテル内部の様子を徹底リポート!

壁一面の「石」に圧倒されるフロント

©2019 TABI LABO
©MUJI HOTEL GINZA

5Fのインテリアフロアからエスカレーターで6Fへ上ると空気が一変。いざ、「MUJI HOTEL GINZA」の世界へ!

フロントで圧倒的な存在感を放つのが、スタッフ背後の壁一面に敷き詰められた石。これは、100年前に東京を走っていた路面電車の敷石だそう。

また、フロントの隣にある日本食レストラン「WA」の壁には、古い船の廃材が再利用されているなど、時間が作り出す風合いの豊かさを表現したフロアになっています。

客室は「アンチゴージャス、アンチチープ」を体現

©2019 TABI LABO
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宿泊したのは、9タイプあるうちの「TYPE G」。唯一、2段ベッドの客室です。

「あれ?意外とこじんまりしているな」「ホテルというより家みたい」

写真を見てそう思ったあなた。「MUJI HOTEL GINZA」の狙い通りのリアクションですよ。

なぜなら、ホテルのコンセプトは「アンチゴージャス、アンチチープ」だから。

5つ星ホテルのような高額で過剰なサービスも、低価格にこだわって質を削りすぎた殺風景な客室も、彼らが意図するものではありません。ちょうどよい価格でよく眠れ、旅先であってもいつもの生活の延長で心地よく過ごせる空間を作っているのです。

©2019 TABI LABO
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たしかに、細長い客室は決して広くありません。だけど、実際に部屋で過ごしてみると狭いとも思わない。

天井は高くて開放感があるし、ほとんどのものが引き出しに収納されている空間は、必要最小限のちょい上ぐらい。落ち着けます。

スペースを最大限に活用し、広く感じてもらうための工夫が随所になされているんです。

©2019 TABI LABO
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フロアライトや壁掛けスピーカー、アロマディフューザー、タオル、化粧水など、客室にある多くのものが無印良品。気に入ったら、階下の「無印良品 銀座」ですぐに購入できます。

今回自分が気になったのは、シャンプーとドライヤー。どちらもノーチェックでしたが、シャンプーは香りがいいし、ドライヤーは音が静か。我が家のバスルームとも相性がよさそうです(笑)。

そのほか、店頭ではちょっと腰掛けるだけのマットレスやソファの使い心地をしっかりと確認できるメリットも無視できません。

一晩じっくり体験してから商品を購入できるという意味では、無印良品の体験型モデルルームのような役割を担っているともいえます。

©2019 TABI LABO
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アラームやエアコン、照明の設定、カーテンの開閉は客室に備えられたタブレットで操作可能。寝室スペースの本棚には、4階にある「MUJI BOOKS」が選書した書籍が並びます。

居心地の良さだけじゃなく、新しいものに出会えるワクワクだって、ちゃんと用意されていますよ。

この「TYPE G」の料金は29,900円で、最大収容人数は3名。ただし、3名の場合は追加で5,000円がかかります。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。