いつかは泊まりたい世界の宿 #7「Lloyd Hotel」

ライターのTERUHAです。
海外旅行は年1,2回だけ。トラベラーを名乗るにはあまりにフツー。武器はゆたかな想像力という名の妄想力。
 
そんなわたしがいつか泊まりたいと心に決めている(つまり、行ったことはない)世界のホテルを紹介するよ!

乾燥肌のカレのために……♡

©2019 LLOYD HOTEL

アムステルダムの「Lloyd hotel(ロイド・ホテル)」は、刑務所だった建物を利用したホテルとして日本でもわりと有名。だけど、最初に写真を見た時、あれっ?と思った。

話題になるだけあって内装も洒落てるし、部屋毎にデザインコンセプトが違うっていうのもおもしろい。アイコニックなブランコのある部屋なんかは、たしかに素敵。ただ、どの写真からも“元刑務所”を感じない。

調べてみるとすぐに答えがわかった。

このホテルの建物は、最初はホテルだったらしい(変な言い方だけど)。それが刑務所に転用された後、現在のホテルに改装されたのだ。刑務所っぽくなくて当然。もとを辿ればホテルなのだ。

「なんだ、どうりでカッコイイわけだ」とちょっと冷めたわたしだったけど、1枚の写真をみて、ビビッときた。

この写真。

©2019 LLOYD HOTEL

たぶん、ロイド・ホテルのなかでは、かなりランクの低い部屋だと思う。

写真からも狭さが伝わってくる。ソファとか、デスクとか、ビジネスホテルにもある家具が一切ない。なによりも、シャワールームとベッドルームの仕切りがない!

じつは、そこに惹かれた。

わたしのカレは乾燥肌がひどい。一度一緒に冬のパリに行ったことがあるけど、カレは乾燥した空気に四苦八苦していた。わたしたちカップルの間ではヨーロッパ=乾燥のイメージがある。

でも、ロイド・ホテルのこの部屋は、きっと湿気がすごいはず。部屋全体がシャワールームみたいなもの。カレもきっと気に入るに違いない。

それに「わたしが加湿して、ア・ゲ・ル♡」なんて言いながら、ベッドに横たわるカレの眼の前でシャワーを浴びるとか、バカみたいなイチャイチャもできそう。

ヨーロッパで一番、乾燥対策がなされているホテルの部屋だよ、ここはきっと。

Lloyd Hotel

住所:Oostelijke Handelskade 34, 1019 BN Amsterdam, オランダ
1泊2名あたりの料金:約8,800円〜(2019年2月17日現在)

Top image: © 2019 TABI LABO
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。