いつかは泊まりたい世界の宿 #21「TWA Hotel」
みなさん、旅行してますか?
私はしています。
国内でも海外でも、どこへだって。
妄想で!
丸ごとホテルになった
あの名ターミナルに
空港ってワクワクする。
あの空の旅へのロマンに溢れる非日常な場所では、ただ歩いているだけでもワクワクが止まらない。
そんなわたしは、スピルバーグ作品『ターミナル』の影響で空港に住むことにすら憧れている。
映画だとパスポートが無効になってせっかく着いたニューヨークに入国できず仕方がなく……って流れで、それから空港での生活にトントン拍子で適応して、まるで自分の家のように闊歩しまくるビクター・ナボルスキー(トム・ハンクス)の逞しさにかなり感銘を受けた。
彼のように空港で生活していろんな人生経験を積みたい!
なんて、口ではいくらでも言えるんだけど。
異国の地の空港にひとり寝泊まりする勇気がなんちゃって旅人なわたしにはないので……大好きな“あのシーン”を真似して写真におさめたい、と選んだのがこのJFK国際空港にある「TWA Hotel」というわけ。
ゲートへ続く通路だったレッドカーペット
今は、新設された宿泊棟とジェットブルーのターミナルに連結
ここは実際にターミナルとして使われていた施設!
「TWAフライトセンター」(正式名称)といって、飛行機がまだ新しかった1962年に誕生。まさに空の旅へのロマンを象徴するような建物だったみたい。
でも、アメリカン航空に吸収合併されて2001年に閉鎖。一時は取り壊しの危機に瀕しながらも、有志による保存活動を経て、2019年にホテルとして復活。
そんなこんなでニューヨークの歴史的建造物指定、国家歴史登録財にも認定されている貴重な文化遺産なのです。
設計は巨匠、エーロ・サーリネン。階段から床へ、床から柱へ。その流れるような曲線のデザインは、どこから見ても隙のない美しさ!
空港のチェックインカウンターになぞらえたフロントデスク
遠くに見えるソラリボードは、世界にひとつしか残っていない
イタリアのソラリボード製造会社に特注したものだそう
なだらかな曲線を多用したデザインで知られるサーリネン
同ホテルには彼の魅力が凝縮されている
この名ターミナルのあらゆるスポットを背景にわたしは……
ナボルスキーのようにあの喉が渇きそうなケチャップ&マスタードをクラッカーで挟んだサンドイッチが食べたいんだけど。
えっとー、誰かカメラマンやってくれませんか?
<TWA Hotel>
住所:John F. Kennedy Airport, Queens, NY
1泊1名あたりの料金:5万8603円〜(2022年9月17日現在)
公式サイト:https://www.twahotel.com/
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もう止まらない!
「いつかは泊まりたい世界の宿」
あんなことやこんなことまで
妄想しちゃっているよ。
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