疑問視された、Adidasのスニーカーの「名前」
2月の「Black History Month(BHM)」に合わせて、アメリカで発表されたAdidasのコレクション。これが物議を醸しています。
黒を基調としたウェアやスニーカーは、マンハッタンのハーレムにおける芸術全盛期「ハーレム・ルネサンス」をモチーフにしたものでした。
リリース発表から少し経ったあと、このコレクションに対して、SNSを中心に一部の人から疑問の声が上がりました。なぜなら、真っ白なスニーカーの販売もすることになったから。
そして、一部の人はスニーカーの名前も疑問視。BHMのコレクションとして売り出されるのは、Adidasの人気モデル「UltraBOOST Uncaged」だったこともあり、その「cage」という単語に飛びついたのです。これは奴隷制を思い出させる、として。
Adidasによるネーミングは「liberate(解放)」や「freedom(自由)」の意味を込めたものでしょう。ですが、受け取る側には違う意図で伝わってしまったために、やむなく販売中止となってしまいました。
批判的な意見が目立つSNSの現状を象徴するような出来事ではないでしょうか。
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