「ナイキ」の人種差別への抗議ツイートをライバル「アディダス」がバックアップ
黒人男性のジョージ・フロイド氏が白人警官に殺害されたことに対する抗議デモが全米に広がっているなか、「ナイキ」は「#UntilWeAllWin」というハッシュタグを用いたキャンペーン動画を投稿。
「Just Do It」の標語で知られる同社が今回投稿したのは「For once, Don't Do It(今回だけは、それをやるな)」という言葉で始まるメッセージだ。
© Nike/Twitter
内容を訳すと以下のようになる。
今回だけは、それをやるな
アメリカに問題がないかのように振舞ってはいけない
人種差別から目をそらしてはいけない
罪なき命が失われることを受け入れてはいけない
これ以上、言い訳をしてはだめだ
自分は無関係だと考えてはいけない
傍観してはいけない、沈黙してはいけない
自分には変えられないなどと思うな
みんなで変えよう
過去にも幾度も人種差別に抗議するキャンペーンをおこってきた「ナイキ」だが、今回の力強いメッセージにも大きな反響があり、記事執筆時点で10万リツイートを超えている様子。
さらに、なんとライバル企業である「アディダス」もこの投稿を引用リツイート。
「団結することで前に進むことができる、団結することで変革を起こすことができる」との言葉が添えられ、企業を越えた団結で人種差別に強く抗議する姿勢を示しているようだ。
© adidas/Twitter
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