「ホワイトハウス前の道路」の名称が「Black Lives Matter Plaza」に
世界中で拡大し続ける「Black Lives Matter(黒人の命は大事)」運動。
トランプ大統領は米国内での抗議活動に対し、その鎮圧のために軍隊を配置することもありえると言及。SNSは騒然となった。
一方、“平和的な抗議”をおこなおうとする人々は、SNSなどに“黒塗りの画像”を投稿したり寄付によって人種差別問題の解決に向けてアクションを起こすなど、非暴力の抗議活動の在り方も議論されている。
そんななか、アメリカで最大規模の抗議デモが実施されたといわれる首都・ワシントンDCでは、現地時間の6月5日、ミュリエル・バウザー市長がホワイトハウス前の通りの名称を「Black Lives Matter Plaza(ブラック・ライブズ・マター・プラザ)」に変更すると発表。
黄色の巨大な文字で「Black Lives Matter」と描かれた通り写真は世界中に拡散され、Google Mapにはすでに「Black Lives Matter Plaza」と登録されている。
大国の政治的中心地の通りの名前を変えてしまうほど大きな影響力をもつのは、警察でも大統領でもなく、大衆の声とアクションなのだ......!
© Mayor Muriel Bowser/Twitter
Top image: © Tasos Katopodis/Getty Images