「ありのままの自分」を愛することを教えてくれる「絵本」

2月27日、アメリカで『HER BODY CAN』という絵本が出版された。この本は0歳〜8歳を対象にしており、ボディポジティビティを広めることを目的としている。

そもそも“ボディポジティビティ(ボディポジティブ)”とは「痩せている=美しい」という類の考えを超えて、ありのままの自分の体を愛することを意味する言葉だ。

プラスサイズのモデルだけでなく、過去に過食症や拒食症を経験した人たちがこのようなメッセージを発信することで、数年前から欧米では大きなムーブメントになっている。体型を受け入れるとかではなく、もっと自己肯定感を高めようという文脈で。

さて、そんな考えを広めるための絵本を紹介した理由についてだが、じつはアメリカで初めての出版となったからだ。記事や動画、ドラマ、映画、役者など、自分の体に誇りを持つように訴えかけるメディアや人は存在していたものの、子どもに向けた絵本はなかった。

教育が大切だとは誰もが分かっていたはずなのに......。

『HER BODY CAN』は英語版のみでの販売となるので、日本に暮らしている人に向けて、“ぜひ読んでほしい”と伝えるのはちょっと無理があるかもしれない。でも、アメリカにはボディポジティビティを広めるための絵本が存在していることを頭に入れて、日本の街に目を向けると、じつにさまざまな発見があるはずだ。

「なんでこのアパレルブランドはフリーサイズしかないの?」とか「なんでムダ毛処理をすることが美しさにつながるの?」とか……。

日本もかなり変わってきているけど、もっともっと多様な価値観を前提にしたうえで、多様な人にアプローチをしてもいいんじゃないかな?って。

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