夢の「宇宙旅行」がいよいよ現実に!

1969年にアポロ11号が月面着陸に成功してから半世紀。かつて夢のようだった「宇宙旅行」「宇宙観光」は、今や手の届く“現実”になりつつあります。

この記事ではそんな宇宙ビジネスの現状や、宇宙旅行・宇宙観光にはいつ、どうやって、いくらで行けるのかといった疑問にお答えします。

次の旅行の候補地に「宇宙」が入るという未来はそう遠くはなさそうです......!

宇宙ビジネスの規模は38兆円!

Bryce Space and Technologyのレポートによると、2019年度の宇宙ビジネスの市場規模は2019年の3660億ドル(約38兆円)とされ、2030年には70兆円規模になると予測されています。

従来、国家主導で行われていた宇宙開発プロジェクトですが、2000年代初頭からは民間主導の宇宙ビジネスが拡大。

2000年には、AmazonのCEOであるジェフ・ベゾス氏が「Blue Origin(ブルーオリジン)」を創業。続いて、2002年には、TeslaのCEOであるイーロン・マスク氏が「Space X」を創業。2004年には、ヴァージン・グループの会長であるリチャード・ブランソン氏が「Virgin Galactic(ヴァージン・ギャラクティック)」を創業と、民間型宇宙ビジネスが盛り上がっているのです。

2025年には商用宇宙ステーション「Von Braun Rotating Space Station(ボン ブラウン ローテティング スペース ステーション)」が完成する予定です。

ここには、バスケットボールコートやロッククライミング、トランポリンといった施設やアクティビティも用意され、宇宙旅行先でも楽しく過ごすことができるプログラムの開発も進んでいます。

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宇宙旅行はいつ行けるの?

©Gorodenkoff/Shutterstock.com

宇宙旅行企業として初めて上場したヴァージン・ギャラクティックは2021年第1四半期にも宇宙旅行を実施するという見通しを発表しています。料金は1人25万ドル(約2600万円)で、すでに多くの人がチケットを購入しているそう。

また、同社は宇宙船として使用する予定の「VSS Unity」の客室のデザインも公開しています。すべての席が窓際に設置されており、外の景色を楽しめるようになっているようです。

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また、イーロン・マスクが設立したスペースX社は、2023年に宇宙旅行のサービスを開始すると発表しています。

「ZOZOTOWN」のスタートトゥデイ前社長の前澤氏が2018年に「月旅行」の契約を結んだのもこのスペースX社。2023年に月旅行へ一緒に行くパートナーを公的に募集したことが世界中で話題になりました。実現すれば民間人初の月旅行となるそうです。

宇宙旅行にはどうやったら行けるの?

ヴァージン・ギャラクティック社は2005年から宇宙旅行の受付を開始。公式サイトで必要事項を入力し、1000米ドルの登録料を支払うことで申込みが可能です。年齢制限は18歳とありますが、そのほかにも条件があるようなので、本気で宇宙旅行を考えている人はヴァージン・ギャラクティック社の公式サイトをチェックしてみてください。

また、日本の旅行代理店クラブツーリズムのグループ会社「クラブツーリズム・スペースツアーズ」はヴァージングループと提携し、宇宙旅行の販売を開始しています。宇宙旅行に関するメルマガの配信や不定期の説明会も開催しているので、宇宙旅行に興味のある方はまずクラブツーリズム・スペースツアーズの公式サイトを覗いてみてはいかがでしょうか。

さらに、旅行予約サイト大手の「Hotels.com」も9月15日から宇宙旅行に備えて、宿泊予約の受け付けを開始しました。この発表に合わせて「One Small Step for Hotels」という特設サイトがローンチされているので、ユーザーは宇宙旅行に関するさまざまなイメージ画像をチェックしながら、予約リストに名前を追加することができます。実際に行けるかどうかは置いといても、宇宙旅行を想像するだけでもウキウキしてしまいますね。

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