Appleの全てがガレージから始まった。そして今……

サンフランシスコにある一軒家の小さなガレージ。今や世界的大企業となったApple社のすべてが、そこから始まった。

そして、今年で45周年を迎える同社が先日行った製品発表会もまた、小さなガレージで撮影された映像から始まる。

タイトルは『Start Up』だ。

© Apple/YouTube

ノスタルジックな雰囲気の中で、ガレージの中に転がるのは、伝説的な初代iMacを初めとした懐かしい歴代のApple製品の数々。

と思いきや、男性はAppleの最新ディスプレイ「Pro Display XDR」を使用していたり、楽曲制作には、同日に大型アップデートが発表された「Logic Pro」が使用されているようだ。

なんとも奇妙な空間に目を奪われていると、懐かしいサウンドや今でもお馴染みのサウンドが聞こえてくる。そして、いつの間にかアレンジが加えられ、気付くと1つの楽曲になっていった……。

単純に、ここまでの楽曲を作れるこのアーティスト(実は彼、宇多田ヒカル『One Last Kiss』の共同プロデュースも行なっているA.G. Cookという有名なアーティスト)の技術も凄いが、ハードからソフトも含めて、Apple社45年の歴史が、音楽制作をここまで手軽で自由なものにアップデートさせたという事実に、あらためて圧倒される。

ガレージ、テクノロジー、音楽制作。様々な意味でのスタートアップが緻密にまとめ上げられた味わい深い映像である……。

Top image: © iStock.com/filmstroem
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。