男性が「マッチョ」じゃなきゃいけないって、いったい誰が決めた?

何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。

それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。

アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?

国際男性デー

(International Men's Day)

LGBT、ジェンダーレス、クィア、ノンバイナリーなど、さまざまな性<セックス/ジェンダー>の在り方が広く知られるようになった現代。

しかし、2030年までに世界が一丸となって達成すべきゴールを17の項目にまとめた「SDGs(持続可能な開発目標)」のひとつに「ジェンダー平等を実現しよう」というテーマがあらためて掲げられていることからもわかる通り、長く続いた「男性/女性」という「性別二元性」という考え方や制度は、いまだ社会に根強く残っています。

それは「男性らしさ/女性らしさ」という表現に代表される、それぞれの性別に求められる、かつてのステレオタイプなイメージも同じです。

今日11月19日は「国際男性デー(International Men's Day)」。世界中の男性たちが“今”という時代に即した生き方ができるよう推進される日です。

1999年、「西インド諸島大学(UWI)」のセント・オーガスティン校で講師を務めるジェローム・ティーラックシン教授の呼びかけによって生まれ、現在は世界90ヵ国以上で実施されている「国際男性デー」にはモットーとも呼べる6つの柱があるのですが、はじめに挙げられているのが......

映画スターやスポーツ選手のような“特別な存在”だけでなく、

真っ当で誠実な日々を送っている世界中のすべての男性が、

自信をもって健やかに生活できるようになること。

......というもの。

そう、女性たちが長年苦しめられてきた“らしさ”というレッテルは、同様に、男性たちにも“生きづらさ”を感じさせてきたものなのかもしれません。

真のジェンダー平等は、それぞれの深い理解から。

社会の在り方が大きく変わり、新たな価値観が続々と生まれ、人々の物事の捉え方や考え方が加速度的に変化する今だからこそ、性別などにとらわれることなく、すべての人が開かれた心で向き合える世界を思い描いてみませんか?

Top image: © iStock.com/Ridofranz
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。