これが、生まれ変わった「ドルチェ&ガッバーナ」

SDGsや動物愛護など、未来のための行動選択が注目される昨今。

昨年から「ケリング」や『Elle』が毛皮廃絶に動き、ファッション業界の“美学”は着実に未来へと進んでいる。

そして、これに続く形で今度はあの「ドルチェ&ガッバーナ(DG)」がファーフリーを宣言。

ただし、これまで毛皮を含めた豪奢なスタイルで業界を牽引してきたのがDGというブランド。毛皮を廃止することは、職人の仕事と未来、そしてクラフトマンシップをも失うことになってしまう。

これらを守るため、ブランドは動物の毛皮(リアルファー)に代わって化学繊維やリサイクル素材を使用したエコファーへと切り替えてものづくりを継続、職人たちの技術と伝統を次世代に受け継いでいくとのことだ。

© dolcegabbana/Instagram

こちらは1月にミラノで発表された最新メンズコレクション。壮麗で大胆なスタイルはそのままに、素材はすべてエシカルなものへと切り替わっている。

時代とともに思想や素材が変わっても、「ラグジュアリー・グラマー」の体現者であり続けるドルチェ&ガッバーナの姿は変わらない。

サステイナブルな未来との両立の可能性を示したコレクションだ。

「ドルチェ&ガッバーナは、動物の毛皮を使用しない持続可能な未来を目指します。ファッション界は重要な社会的責任を担っており、全体で推進・奨励していくべきだと考えます。革新的な素材をコレクションに取り入れ、環境に配慮した生産プロセスを開発すると同時に、衰退の危機に瀕している職人の仕事とノウハウを次世代に引き継いでいきたいと思います」。

コミュニケーション・マーケティング最高責任者Fedele Usaiは語る。

今後の毛皮廃止・およびその代替素材への切り替えは、米国動物愛護協会が支援を行う「Fur Free Alliance」に基づいて進めていくという。

かつて毛皮=ラグジュアリー・グラマーの体現者のような存在であったドルチェ&ガッバーナの大きな決断。それは社会への大きな意思表示であるとともに、消費者の視野を広げ、ファッション界、そして社会全体を引っ張っていくことになるだろう。

Top image: © Victor VIRGILE/Gamma-Rapho via Getty Images
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