HARIOこんどは電源不要の「アウトドアスピーカー」を作ってしまう

コーヒー器具メーカー「HARIO(ハリオ商事株式会社)」から、なかなかに興味深い新製品が登場。

コーヒーの味わいを追求する同社、どうやら今度の製品はコーヒーシーンそのものや、コーヒーとともにある空間を演出することにこだわりがあるようだ。

それも、室内ではなく……大自然のフィールドで!

©株式会社ハリオ商事
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スマホ音を最大限に楽しむ電気を使わないスピーカー「ZION」。イヤフォンから流れる音とはまた違った味わいが特徴であり、不要な振動が抑制された作りなため、クリアで聞き取りやすい音とのこと。また、正面からのみ音が聞こえるため、まるで映画のような世界を自分だけ楽しめるかも。外で大音量で聴くよりも、自分だけの空間を楽しめそう。

 

これからは、味だけでなく音と一緒に楽しむのが新しいHARIOのアウトドアスタイルかもしれない。美味しいものを食べたり・呑んだりするとき、一人よりもみんなと食べる方が美味しく感じる。それと同じで、味わいを楽しむのであれば5感をフルに使った方が美味しい。最高の一杯に、本気を詰め込んでみよう。

ドリッパーでもなければ、ハンドミルでもない。「自音」と名付けられたそれは、スマホから流れる音楽サウンドを最大限に楽しむための、電気を使わないスピーカーだ。

アウトドアコーヒーの新たな体験を提供すべく同社が立ち上げた新ブランド「Zebrang」シリーズの新商品。まさか、今度は「音」で攻めてくるとは……。

コロナ禍でさらにニーズが高まるキャンプシーンを捉えてのものだろうが、それにしてもコーヒー器具メーカーによる「スピーカー」とはおそれいる。

手のひらサイズで見た目もどシンプル。が、ジェラルミン削り出しのボディからは独特な音の反響が生まれるんだそう。不要な振動も抑制され、音の輪郭が強調されることで、クリアで聴き取りやすいサウンドとなるらしい。

また、正面へのみ音を流すつくりのため、キャンプシーンにおいては他のグループへの配慮にも長けている。映画館やライブ、フェスのように大音量で聴くだけが音楽の楽しみじゃない。こと、アウトドアという空間においてはね。

味だけでなく、音とともに楽しむ——。HARIOが薦める「新たなコーヒー体験」とは、五感でコーヒーを、そして自然そのものを享受しようということなのだろう。

最高の一杯にふさわしいサウンドを、今のうちに用意しておいてもいいんじゃない?

© zebrang.jp / Instagram

自音 ~電気を使わないスピーカー~Zebrang

【サイズ】幅115mm×奥行58mm×高さ36mm
【価格】1万9800円(税込)
【HARIO NETSHOP】https://shop.hariocorp.co.jp/products/zb-zion-b

Top image: © 株式会社ハリオ商事
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。