逆境を乗り越え、光輝く「難民アスリート」を写した「写真展」開催

カメラで有名な「キヤノン」が、国連UNHCR協会と手を組み、とある写真展を開催している。

パネルに写っているのはシリア出身のスイマー、イブラヒム・アル・フセインら難民アスリートたち。

そう、この写真展の名は「UNHCR 難民アスリート写真展」。

その象徴的な存在でもあるフセインは内戦によって片足を失うもの、シリアからギリシャへ逃れ、2016年のリオパラリンピック、そして昨年の東京パラリンピックにも出場。

リオ大会では独立パラリンピック選手団の初代旗手も務めるなど、困難な状況から夢をつかんだ一人だ。

©UNHCR/Achilleas Zavallis

彼のように紛争や迫害により故郷を追われながらも、夢を追い続け世界で戦う選手たちの姿は、われわれに力強いメッセージを残している。

とりわけ、彼らの存在が同じような境遇にある人々には大きな希望となっているはずだ。

今回の写真展は、難民アスリートの活躍やその裏にあったヒューマンストーリーをおさめた写真パネルを展示することで、難民について広く知ってもらうきっかけをつくること、そして、今後の支援事業拡大を図ることを目的としている。

東京大会でも大きな注目を集めた難民アスリートたち。彼らが輝きを放つその姿に、われわれはなにを感じるだろうか。

開催概要は以下にて。公式サイトはこちら

『UNHCR 難民アスリート写真展』

【日時】2022年6月11日(土)~7月12日(火)

10:00~17:30 ※日・祝日は休

【場所】キヤノンオープンギャラリー2 東京都港区港南2-16-6 キヤノンSタワー2階

【入場料】無料

Top image: © キヤノン株式会社
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。