ケアとアートとデザインと──。今年も「くらしのデザイン展」が開催!
「西武池袋本店」でおなじみ、自分らしい豊かな生き方を提案する「くらしのデザイン展」が開催中だ。
第10回目となる今年のテーマは、「ケアとアートとデザインと」。福祉とアート、そしてデザインを融合させた商品や取り組みが展示・販売されている。
展開されるのは、多様な個人の“意”が交わり響き合うことを意味する“交意と交響”をテーマとした2022年度グッドデザイン賞受賞作品に加え、近年、福祉領域に力を入れる「東京藝術大学」が企業や団体と手がけたコラボプロジェクトも。
たとえば、「ヤマハ」と協働で開発した指1本で弾ける自動伴奏付き「だれでもピアノ(R)」に、「公益財団法人日本サッカー協会」とともにデザインした、大きな音や他人の中に身を置くことが苦手な発達障がい者が安心して観戦するための「センサリールーム」などがお目見えする。
2022年度グッドデザイン賞受賞
災害時の赤ちゃんへの授乳を守るための備えやすい製品
「災害用授乳カップ」ビジョン株式会社
2022年度グッドデザイン賞受賞
持って出かけたくなる白杖「ミズノケーンST」
ミズノ株式会社
2022年度グッドデザイン賞受賞
後脚に障がいがある犬の歩行を補助するサポートカート
「WANCORO」旭工業株式会社
「だれでもピアノ(R)」
「センサリールーム」
また、地域の女性たちの手仕事を生かしたものづくりをおこなう大阪西成の「kioku手芸館 たんす」と、美術家・西尾美也が共同で立ち上げたファッションブランド「NISHINARI YOSHIO」の特別展示や、北欧の名作家具にアール・ブリュットの作品やテキスタイルを取り入れたインテリアコーディネートの紹介ブースも。
アートやデザインの力で拡張する福祉の世界──。ぜひ体験しに訪れてみて。
会期は11月7日(月)まで。
【会期】10月22日(土)~11月7日(月)
【会場】西武池袋本店7階