3か国共催の「FIFAワールドカップ」、アメリカからは「11」のビッグマーケットが開催地に!
サッカー界の一大イベントのひとつに数えられる「FIFAワールドカップ」。
今年11月のカタール大会の次は、4年後の2026年となっており、アメリカ、カナダ、メキシコの3か国共催という同大会史上初めての事例となる。
そして、ついにその開催都市が発表された。
驚くべきはその多さで、アメリカから11都市、メキシコから3都市、そしてカナダから2都市の計16都市での開催となるようだ。
とくに、長く“サッカー不毛の地”と言われてきたアメリカが、ロサンゼルスやニューヨーク、ボストン、マイアミなどのビッグマーケットを開催地としたことには大きな意味があるだろう。
この背景には1993年に創立されたアメリカ、カナダを拠点とするプロサッカーリーグMLSの存在が影響しているかもしれない。現在急成長中の同リーグは、今では北米4大メジャースポーツの一角であるNHLの人気を上回るほどの勢いがある。
こうした状況に追い風を受け、さらなる競技発展の願いも込めて主要都市を開催地に推した可能性もあるのではないだろうか。
なお、アメリカは過去1回、メキシコは2回の大会開催実績があり、カナダにとっては初のワールドカップ開催(女子ワールドカップは開催実績あり)となる。
参加国もこれまでの32か国から48か国に増える予定で、開催地、参加国ともにより多様な人種や文化が入り交じる大会となりそうだ。
共催3か国がどのようなカラーで大会を彩ってくれるのか、楽しみにしたい。
【開催都市一覧】
アメリカ:アトランタ、ボストン、ダラス、ヒューストン、カンザスシティ、ロサンゼルス、マイアミ、ニューヨーク/ニュージャージー、フィラデルフィア、サンフランシスコ・ベイエリア、シアトル
メキシコ:グアダラハラ、モンテレイ、メキシコシティ
カナダ:バンクーバー、トロント
Top image: © iStock.com/alphaspirit