仕事をやめて旅に出た。11ヶ国で学んだ「人生に大切な11のコト」
次の仕事が見つかるまでは、今の仕事をやめちゃいけない──。そんな世間の常識(?)を無視して退職し旅に出た、エイプリル・バークさん夫婦。
彼らは、訪れた11ヶ国から人生に大切なコトを学んだと言います。「Elite Daily」の記事を紹介しましょう。
01.
【ウガンダ】
頭をひねればアイデアはしっかり出てくるもの
【ウガンダ】
頭をひねればアイデアは
ウガンダの人々はアイデアマン。工夫がとても上手です。物を大切にし、何度も繰り返し使うのです。何か新しい物に作り変えたりもします。頭をひねればひねるほど、アイデアはちゃんと出てきます。
今手掛けているプロジェクトで、めいいっぱい考えて出した企画がクライアントに納得してもらえない?予算が出なくて身動きが取れない?きっともう少し絞りだせば、良いアイデアが思いつくはずです。
02.
【ナミビア】世界の大きさと比べたら目の前の問題はちっぽけだ
【ナミビア】
海岸を走り、砂漠に入っては抜け、干上がった川底を通り抜け、ひたすら砂丘を歩いている時に気付きました。世界は想像もつかないほど大きく、私たち人間はものすごく小さい存在なのだと。
仕事でミスをしたことなんて、世界の大きさと比べたらアリよりも小さい。気にするのは限られた人だけ。「あの時こうしていれば」「もっと、もっと…」と後悔するのはやめましょう。何事もさして大きな問題ではないと思えるようになれば、一つひとつの出来事に感情が乱れなくなります。
03.
【タンザニア】自然はインスピレーションの宝庫
【タンザニア】
ザンジバル北端、インド洋の小さな砂丘で、今まで見たこともないほどきれいなヒトデを見つけました。存在すら知らなかったけれど、透き通る水の中で見つけたこの美しいヒトデは、タンザニアの自然に行ったからこそ出会えたもの。
インスピレーションを得たいときは、家や会社に閉じこもっていないで外に出ること。特に森や川、自然の中に身を置くのが一番だと思います。壁にぶち当たったときも同じです。
04.
【南アフリカ】成長への近道はチャレンジし続けること
【南アフリカ】
ホホジロザメと泳いでみたのですが、思っていたほど怖くなかったんです。一瞬で私たちを切り裂くことができる彼らですが、優雅で落ち着いている様子でした。なによりとても刺激的な時間を過ごせました。
仕事に関しても、新しいことにチャレンジする時は誰しも少なからず恐怖を感じるでしょう。けれど、心地の良い環境や安定から生まれるものはありません。新しい経験からは、良くも悪くも“何か”を得ることができるのです。
05.
【ネパール】つらい時こそポジティブに
【ネパール】
私たちがネパールを訪れたのは、あのひどい地震からたった5ヶ月後でした。1934年に起こった地震以来、ネパールにおける最悪の自然災害でした。
それなのに現地の人たちはポジティブでフレンドリー。自分たちが生まれ育ったネパールという国を心から愛していて、一生懸命復興に取り組んでいました。元に戻ると信じてやまない彼らのポジティブな姿勢は、誰もが見習うべきだと思います。
06.
【ベトナム】小さな出会いも大切な経験のひとつ
【ベトナム】
ベトナムのハノイで、滞在していたホテルのスタッフをお茶に誘いました。彼との出会いは今回の旅行で最も印象深い思い出になり、今でも定期的に連絡を取り合っている最高の友だちです。
もしあなたの職場に気の合わない同僚や嫌味な上司がいたとします。でも、彼らにも絶対良いところがあるし、なにより多くの人と出会えば出会うほど、新しい自分が発見できたり、今まで知らなかった知識や情報を手に入れられることも。まずは一度ランチに誘ってみては?
07.
【ラオス】急がない、焦らない何事も余裕を持って
【ラオス】
店のスタッフはお客がいるのに堂々と昼寝をする、バスの運転手は夕焼けを見るためにバスを止める──。訪れた国のなかで最も穏やかな時が流れていたのがラオスでした。
目的地にさっと到着し、簡単な食事でお腹を満たし、マーケットを軽く見たかった私たちには、最初その空気感がもどかしくてもどかしくて…。でも、ゆっくりとしたペースに慣れるにつれ、その良さがわかるようになりました。
時間が嵐のように過ぎてしまう日々は多いけれど、できる限り余裕のある暮らしを心がけてください。今まで見えなかった景色や思いつかなかったアイデアにも出会えるはず。
08.
【カンボジア】努力は人を魅了する
【カンボジア】
カンボジアにある世界最大の石造寺院「アンコールワット」は、トップクラスの建築技術とレリーフを駆使して作られています。完成までには30年かかったと言われていて、まさしく努力の賜物。
努力を重ねれば、たくさんの人を魅了する仕事ができるということを学びました。
09.
【インドネシア】人のあり方を
“アート”と呼ぶ
【インドネシア】
“アート”と呼ぶ
インドネシア・バリ島は芸術が盛んで、文化がしっかりと形成されています。どこの道を歩いていても絵を描いている画家や、色とりどりの花びらで美しい何かを作る女性、音楽を奏でる男性、バリ舞踊を練習する子供たちなどを見かけました。
バリ島の“アート”は、ギャラリーで展示されている絵画や彫刻、劇場で聞く音楽などを指していません。人のあり方を“アート”と呼びます。私たちは皆アーティストなのです。
10.
【シンガポール】何気ないところにダイヤの原石は転がっている
【シンガポール】
土の匂いがし、文化が溢れる他の国々に比べて、一見シンガポールは面白みがなく無機質な場所のように感じました。しかし街を散策していくにつれて、魅力が散在していることに気付いたんです。印象的なストリートアートやとっても美味しい料理、美しい建築──。
仕事にしろ日常生活にしろ、最初は魅力的に感じなくても少し目を凝らしてみましょう。シンガポールの街並みのように、もしかしたらダイヤの原石が見つかるかもしれません。
11.
【マレーシア】楽しくいこうぜ!
【マレーシア】
マレー半島の西方にあるペナン島は、ストリートアートが盛んな街。あらゆる建物にペイントされている人やキャラクターからは、アーティストたちが楽しんで描いたのが伝わってきます。ペナン島に訪れた人はストリート・アートを巡り、笑い、写真を撮って最高に楽しい時間を過ごします。
人が「楽しい」と思うものを作るには、まず自分が楽しむこと。結局、これが全てなのです。