ポジティブな人生を歩むために、今すぐやめるべき「10の行動」
「最高の人生」に焦点を当てる男、パトリック・スウィーニー氏。
大まかに説明すると、3つのIT系企業を立ち上げて大金を稼いだ。が、常に投資家と戦っている感覚が嫌になり、すべてを売却。その後、白血病にかかったことを機に、どんな瞬間も噛み締めて生きていくことを決心した──と、その人生はまるでジェットコースターのよう。
そんな彼の発言をもとにした、今すぐ変えるべき10の行動を「Inc.com」より紹介。「並」の人生を送っているかも?と思っているあなたは、絶対に目を通すべきです。
01.
足りないものばかりに
目を向ける
目を向ける
今あるものに感謝せず、自分の人生に足りていないものばかりを並べて、グチをこぼす人がなんと多いことか。
「毎日感謝をすること。寝て起きて、また1日が始まることに感謝をしよう。それこそが幸せへの第一歩なんだ」とスウィーニーは語っています。
02.
何かを恐れて
一歩を踏み出さない
何かを恐れて
一歩を踏み出さない
「恐怖とはとても強力な感情。ほとんどの大人がそれを避けているが、それこそが成長を滞らせている」とスウィーニーは言う。「自分に恐怖を与えるものに、月に一度、意図的に飛び込んでみよう。自分がそれに対してどう反応するかを理解してこそ、恐怖を乗り越えることができるんだ」。
03.すべてを自分の思い通りに進めようとする
この世のすべてをコントロールできる人は、誰一人としていません。「天気、渋滞、上司の機嫌……。自分が変えられないことに対してストレスを溜め込むと、自分ばかりが損をすることになる」。
04.
お金に執着
お金に執着
「死ぬ間際に『あのとき、もっと稼いでおけば』と思いながら死ぬ人はなかなかいない。死ぬときに人間が後悔することといえば、やり残したと感じること、友達や家族と十分に時間を過ごせなかったこと、そして世界を変えることができなかったことの3つである」とスウィーニーは言う。
さらにこう続ける。「お金がかかっても、今自分がやりたいと思ったことをやってみよう。『いつかきっと……』なんて言葉をよく聞くが、こういう人に限ってお金に執着し、孫に自分ができなかったことを託すもの。そういう人間にはなってほしくない」。
05.
ものごとを見るのは一つの側面からだけ
ものごとを見るのは
たとえ間違っているときでさえ、人は「自分が正しい」と思いたい生き物。正しいからこそ優越感を感じられ、他者をコントロールできる感覚を得るのだ。
しかし、正しくあることに執着してばかりでは、成長できず、周りに好影響を与えられない。「正しくなければいけないという気持ちは、自信のなさや巨大なエゴから生まれる」とスウィーニーは言う。「好奇心を持つことが大事なんだ。とにかく正しくありたいと思う自分がいるとき、ひょっとしたら違う答えもあるのではないか?と自分に問いかけてみるだけで、まったく違った世界が見えてくる」。
06.
賛辞や愛を
ひたすら求める
賛辞や愛を
ひたすら求める
誰もが愛されたい。しかし、自分が愛されている点を探し出すよりも、自分から愛や賛辞を発信するほうが心が満たされるのかもしれない。「あなたはいくらでも周りに愛をばら撒くことができる。その愛や賛辞こそが、自分の人生、また相手の人生を変える素となるのだ。私は夕飯を一緒に食べる人には必ず感謝を示すようにしている。どれだけ悪い日だったとしても、感謝できるものは必ず身の周りにあるものなのだ」。
07.周りだけでなく
自分にもウソをつく
自分にもウソをつく
「ウソをつくこと、イイワケをでっちあげること、そして自分の気持ちに素直でないことは、自らのエネルギーを奪い取る行為だ」とスウィーニーは言う。「自分を信じること。自分の素直な意見は尊重されるべきということを、自分に言い聞かせるのだ」。
08.
誰かへの恨みを
捨てきれない
誰かへの恨みを
捨てきれない
誰しもが人生のどこかでケンカを経験する。自分から売ったものであろうと、そうでなかろうと、その傷と怒りを自分の中にとっておけばおくほど辛くなるもの。「この世界にいるすべての人は、自分にかけがえのない学びを与えてくれる。その学びをどう生かすかは、あなた次第」とスウィーニーは話している。
09.
「生きること=戦い」
とばかり考えている
「生きること=戦い」
とばかり考えている
この世を生き抜いていくことは大変なこと。
「世界は実はフレンドリーな場所であると気づくのに、40年もかかった」とスウィーニーは明かす。「何かに対して戦わなければいけないという考えがいつも頭にあった。しかし、自分が心を開けば、自ずと道も開けることがわかったんだ」。
10.
身近なものにすら興味を失う
身近なものにすら
「何日かに一度、私は自分の子に、『空を見上げてごらん』と言う。私たちは山奥に住んでいて、世界でもっとも美しい光景に囲まれているにも関わらず、仕事や家事に追われて、身の周りにある美しいものにすら気づけなくなっているから」。