ブレずに目標を達成する方法

2018年になったばかりの時、新年の抱負を立てて「今年こそは!」と意気込んでいませんでしたか?あれから約半月経って、今どうでしょう?

もしあなたの気持ちがブレ始めているとしたら、軌道修正をする必要があるだけかもしれません。「Inc.」のJeff Haden氏の記事に、そのヒントが隠されていますよ。

皆さん「新年の抱負」を立てるのは好きですよね。しかし、それを貫く人は、統計的にもほとんどいないということ。(80%の人は、2月の2週目までには放棄してしまうらしい…)

目標とするものは、コツコツ達成するものでもいいし、大きなものでもいい。ただ、絶対できると言い切るのはやはり言い難いけれど。

私の新しい著書『The Motivation Myth: How Highly Successful People Really Set Themselves Up to Win』でも説明しているように。大きな目標を立てても実際に難しいのは、達成することではなくどうたどり着くか。ここではその部分を重点的に見ていこう。

01.
より具体的な目標を立てる

例えば体形を改善したいとする。「体形の改善」は魅力的だけれど、実際どのような意味だろう?なぜかと言うと、これは願望にすぎない。

「30日で10ポンド(約4.5キロ)減量」は具体的かつ計測可能で、客観的な視点も入った目標。達成したいことが明確にわかるのはもちろん、このような目標設定の仕方をすると、運動のスケジュールや食生活のプランなど到達するためのプロセスを考えざるをえなくなる。その後は実行するだけだ。

もう1つ例を挙げると、「ビジネス拡大」と言えば響きは素晴らしい。けれどこれだと実は意味はない。代わりに「1カ月に新しいクライアントを5件取得する」とすれば、クライアントを確保するためにどうしなければならないかを考えることができる。

プロセスを考えられる目標設定をするようにしよう。この場合、達成したいことがハッキリわかっていることが重要。

02.
自分にとって意味のある目標に

夏のビーチでチヤホヤされたいがためにダイエットをする。このような目標は、恐らく貫き通せないだろう。最終的には他の人がどう思おうと関係ないし、本当に自信がなければ体を見せなければいい(もしくはそもそも海に行かないという選択もできる)。

でも、もし自分がより良い気分になるためだったり、子どもたちの良い手本になりたい、何かを証明したいなどの理由だった場合、最後までやり通せる可能性が高くなる。

なぜかって?このような理由づけがあると意味がある目標になるからだ。他の誰でもなく、あなた自身に。

1年間で10万回腕立て伏せをやった私みたいに、少しおかしく聞こえるような目標でも同じ。人は意味のないゴールと言うかもしれないが、私はしっかりと最後まで何かをやり通せると証明したかった。だから、この目標は自分にとっては意味のあるものであった。自分自身を見る目が変わり、結果ブレずに達成することができたのだ。

03.
ポジティブな目標にしよう

「禁煙」は素晴らしいが、マイナスな目標だ。新しくポジティブなことにチャレンジするより、何かを諦めたり辞めたりするほうが難しい。

また、「甘いものを食べない」などという目標だと、常に欲望との闘いになってしまう。自制心には限界があるのに、加えていつも選択しなくてはならない状況をつくる必要でてきてしまうのだ。

いつでもポジティブな目標を選ぼう。すると、なりたくない何かから逃げるのではなく、なりたい何かに向けて頑張ることができるから。

04.
目標を立てたら忘れてしまおう

大きな目標を途中で諦めてしまう一番の理由は、今いるところといつか到達したいところの距離が遠いから。

もしも少ししか走れないあなたの目標がマラソンを走ることとなると、その間の距離は埋められないもののように思えてしまう。

現在の状態からソコへは絶対にたどり着けないと思い、諦めてしまうのだ。成功する人は目標を設定し、すべての集中をその目標達成への道のりにあてる。ゴールはもちろん遠い。でも彼らが意識するところは今日するべきことにある。そしてそれを達成したことに日々幸せを感じるのだ。

また、今日の目標を達成したから自分を褒めることも忘れない。その達成感がモチベーションとなり、明日になったら明日の目標のために頑張れる。どんなに小さな成功でも、成功にはかわらず良いモチベーションになる。

小さな“勝利”を経験していくと、自分のことを良く思えるようになり、現在地と目指す地点との距離を比べる必要がなくなるだろう。そして、そこへたどり着く「いつか」を待たなくて済むようになる。今日やるべきことをやったら、あなたは勝者なのだ。

 

05.
ゴールより過程に集中する

「小さな達成」を保証するようなプロセスづくりが大事。

つまり、あなたがやることは成功している人がやることとそんなに変わらないはず。(だからこそ、私の本のチャプターの1つに「プロがやることをやる」として、真似するべき人を選び、その人に関する方法を紹介している)

あなたが達成したいと思うことを既に達成したことがある人を選ぶように。そして、その人がおこなう目標達成へのプロセスをマネしてみよう。

途中で自分に合ったやり方に変えたりするかもしれない。が、あなたがやりたいこと、やって気持ち良いこと、やったら良いかもしれないことからは絶対始めないように。

成功すると証明されていることからやろう。

でなければ途中で諦めてしまうだろう。自分でつくるプロセスだと小さな成功を感じにくいからである。

 


 
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