「咳」を感知すると、肺がんに侵された肺を表示するインタラクティブポスター
「咳」をすると、映し出されるのはがんに侵された大きな肺──。
アイルランドの財団「The Marie Keating Foundation」が、肺がんの早期発見を促す取り組みとして生み出した、インタラクティブポスターだ。
© mariekeatingfoundation / Instagram
世界保健機関(WHO)によれば、肺がんは「世界の死因トップ10」の6位に位置する。その症状の多くは咳からはじまるようだが、ただの咳だと思い過ごし、気づいた頃には重症化していたというケースは少なくないようだ。
長引く咳の症状に注意し、積極的に受診するよう心がけて欲しいという想いから、医師や技術者たちの協力のもと制作されたのが、このインタラクティブなポスター。
プロジェクトの詳細は以下の動画でチェックを。
© Marie Keating / YouTube
特別なソフトウェアを使用し、高音、高周波そして短く鋭い音を感知するとメッセージが表示されるという仕組みなんだそう。
ポスターはバス停に設置されているが、実際に普段の生活でちょっと咳をしたとき、がんに侵された肺が現れたらドキッとすることだろう。
いずれにしても、少しでもおかしいなと思ったら医師に相談するのが懸命なのかもしれない。手遅れとならないためにも。
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