ものづくりをはじめたい人の最強のミカタ!カンタン便利な「レーザー彫刻機」

ものづくりを始めようと考えているものの、なかなか最初の一歩が踏み出せない……。そんな人が気軽に創作にチャレンジできる、最強に便利なプロダクトをご紹介したい。

立体物の制作に取り組んでみようと思ったとき、事前に揃えておく製品として最初に思い浮かぶのは、おそらく3Dプリンターだろう。プロダクトのデザインさえ作ってしまえば、造形の作業はプリンターが自動でやってくれ、手間を大幅に削減することができる。

一方で3Dプリンターは、樹脂などの特定の素材しか使用することができなかったりと、場合によっては創作の幅が制限されてしまうこともある。

そこでオススメなのが、中国の3Dプリンター製造企業「ELEGOO」が先日販売を開始したこちらの製品だ。

©ELEGOO

一体なんの機械なのか?答えは、「レーザー彫刻機」だ。

レーザー彫刻機というと、平面にみぞを掘って刻印するような用途が思い浮かぶかもしれない。もちろん、ネームプレートに名前を刻んだり、マグカップに写真を描いたり、iPadの背面に模様を追加したりといった刻印機らしい作業もできるが、同マシンの機能はそれだけではない。

2Dシートの素材を切り取って重ね合わせ、フォトフレームや建築模型をクラフトしたり、紙箱やカードホルダーなど立体物を作成することもできてしまう。

使用できる素材は多種多様で、紙から革、ゴム、木、竹、アルミニウム、ステンレス、石、さらには陶器といったさまざまな素材に対応できる。

製作できるものは他にも、ジグソーパズル、ボードゲーム、グリーティングカード、革製品、さらには携帯電話やノートパソコンなどの金属製の製品など、まさに可能性は無限大。

© Yanko Design - Form Beyond Function / Pinterest

また、他の一般的なレーザー彫刻機の場合、面倒なセットアップが必要だったり、仕組みを理解するまで説明書を読み込まなければならなかったりするが、こちらは使い始めるまでもいたってカンタン。

タッチパネルとスマホアプリで直感的に操作できるため、初心者にも非常に使いやすく、作業工程の一部始終にかかる時間は簡単なものならわずか数分と、思い立ったときにいつでも試作をすることが可能だ。

もうひとつ、レーザー彫刻機を検討する際には、彫刻・切断する際に出る煙や粉じんがネックになりがちだが、この製品には空気清浄機があらかじめ内蔵されているため、ストレスなく快適に製作を行える。

マシン自体の外観も、洗練されたメタルのデザインが非常に美しく、圧迫感を感じさせないつくりとなっているため、インテリアに響きにくいのが嬉しいポイント。

使いやすさがつまったこちらの製品だが、現在Kickstarterにて、応援価格で購入が可能だ。

ラインナップとしては、10Wレーザーを搭載した通常版と、木、竹、革などのより厚く硬い素材にも対応する20Wレーザーを搭載したプロ版が揃えられている。

価格は270ドル(約3万7000円)〜。3Dプリンターでそこそこ高精細のものを作ろうとすると5万〜10万円はかかってしまうことを考えれば、なかなかリーズナブルではないだろうか。

応募期間が迫っているものの、圧倒的な支援金額が示すとおり注目度はかなり高く、市販展開は必至だろう。

詳しくはコチラから。

Top image: © ELEGOO
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