公共トイレ、生まれ変わる。12番目の「多様性トイレ」が幡ヶ谷にオープン
多様性を受け入れる社会の実現を、公共トイレからも──。
性別、年齢、障害を問わず、誰もが快適に利用できる公共トイレを2021年度中に渋谷区内17ヵ所に設置する「日本財団」のプロジェクト「THE TOKYO TOILET」により、12ヵ所目となる幡ヶ谷の「七号通り公園トイレ」が誕生。供用(一般利用)が今月12日(木)にスタートしている。
同トイレは、すべての動作を声で指示する「Voice Command(ボイス・コマンド)」がコンセプト。音声認識技術を採用し“接触”をできるだけ廃しているのが特徴だ。
手を使わずにドアの開閉から便器の操作だけでなく、音楽をかけたりすることもでき、クリーンかつ楽しい時間を楽しめる場所として企画されたという。
最大4mの天井高の真っ白な球形の建物は、空気の流れを制御してにおいを滞留させないつくりで、自然給気と機械排気を組み合わせた24時間換気システムも導入されている。
暗い、汚い、臭い、怖い。負のイメージが多い公共トイレを優れたデザイン、クリエイティブの力で、インクルーシブな社会のあり方を広く提案、発信していくプロジェクト「THE TOKYO TOILET」。
日本が世界に誇る「おもてなし文化」の象徴でもある公共トイレから、誰もが快適に過ごすことができる新しい社会のあり方を提案している。
『THE TOKYO TOILET』
【詳細】
日本財団公式サイト:https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/thetokyotoilet
プロジェクト特設サイト:https://tokyotoilet.jp/
【プロジェクト参画クリエイター(五十音順)】
安藤忠雄、伊東豊雄、後智仁、片山正通、隈研吾、小林純子、坂倉竹之助、佐藤可士和、佐藤カズー、田村奈穂、NIGO®、マーク・ニューソン、坂茂、藤本壮介、マイルス・ペニントン、槇文彦