見よ、これが公衆トイレの「ニュースタンダード」だ!

公衆トイレと聞いて、どんな印象を抱くだろうか。

汚い、暗い、狭い……ネガなものが多いと思う。そこで今回は、そんな公衆トイレに革命を起こすかもしれない、アヴァンギャルドすぎるトイレをご紹介。

というのは、中国・青島にある「Atour Village」という施設の外壁に埋め込まれたこちらのトイレ。

© Liang Wenjun

真っ白な壁が流線形を描くモダンな印象は、同国の建築スタジオ「GNアーキテクト(GNA)」によるデザイン。

そして何を隠そう、このトイレの驚くべき特徴は、なんとすべてのスペースに天井がないこと!

上にあるのは天窓として取り付けられたガラス一枚のみという驚異の可視性で、視覚的に完全解放されているのだ。

© Zhang Yong

GNAいわく、これは「一般的な公衆トイレが、明るさと清潔感に欠けている」ことを解決するためのデザインなんだそう。

なるほど、たしかに青空の下なら明るさは十分すぎるほど確保できるし、真っ白な外壁とガラスのみだから清潔感もバッチリではある(雨の日?知らないなあ)。

上部は7mもあるし、上階のテラスにはがあるのでさすがにその上を人が歩く(つまり“見えてしまう”)ことはほぼなさそう。Google Earthとかしない限りはね。

GNAの公式サイトでは、「地に足のついた豊かさと、未来的な実用性の融合」がスローガンに掲げられている。

以上、前衛的すぎて思わず目がいく公衆トイレのご紹介。観光で青島に行く機会があれば、ぜひ“大空の下での御用”体験してみて。

© Zhang Yong
Top image: © Zhang Yong
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。