実は工夫がいっぱいの公衆トイレ

2006年、ポートランドに設置された公衆トイレ。

オレゴン州からマサチューセッツ州やニュージャージ州に広がり、今年に入ってからはワシントン州やテキサス州も導入を検討中。国境を越えて、カナダやオーストラリアにも設置されています。

支持を受けるワケは、すべての人が快適に使えるように設計されているから。……なんて言っても、具体的な説明になっていませんね。

この公衆トイレの特長をかいつまんで3つ紹介します。

まず、トイレ内にはシンクと鏡が付いていません。これは洗濯や洗顔など用を足す以外の行為を防ぐためです。蛇口はトイレの外です。

上部と下部がフェンス状になっているのは、2名以上で使用しているのを警察が見つけやすくなるから。

ライトにも工夫が施されていて、ブルーライトになっています。静脈を見えにくくしてドラッグを使わせないようにしているんです。

さらにで4つ目になってしまいますが、スプレー塗料をはじくようなコーティングがされています。落書きの防止ですね。

これだけ工夫がされているから、みんなが快適に使える。日本に設置されたら、公衆トイレを使うときの心理的なハードルが下がりそうです。

Top image: © 2019 The Portland Loo
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。