ひたすらニューヨークの街の「トイレ」を集めるInstagramがおもしろい
海外旅行に行くとき、どうしても気になるトイレ事情。日本のトイレは世界一とも言われますが、海外ではそもそも無料でトイレに行ける場所が限られていたり、日本のようなウォシュレットはなかったりと、お国柄やカルチャーが色濃く反映される場所のようです。
Instagramの匿名アカウント「@NYCtoilets」では、ニューヨークのトイレをひたすら投稿し、さらにrating(評価)までしているんです。
ニューヨークの街の特徴はその多様性にあるといいますが、トイレもまた然り、でした。
「ベスト・トイレ」は
Googleのオフィス?
モダンなデザインのこちらの男子用トイレは、Googleのオフィスのもの。つけたレートは4!
同じニューヨークでも
この違い
見るからに汚いこちらのトイレは、MLBニューヨーク・メッツの本拠地「Shea Stadium」のもの。
意外にも個性が出る
トイレたち
そもそもこのInstagramは、ブルックリン在住のある男性が始めたもの。匿名希望の彼は、サンフランシスコの友人から、 Snapchatでいろんなトイレを5段階でratingしている動画を送ってもらったのをきっかけに、この企画を思いついたのだとか。
トイレの画像、まだまだあります。こちらはごく普通のトイレ…と思いきや、上の方に「従業員は必ず手を洗わなければいけない」の一文が。そんな警告があると、逆にちゃんと手が洗われているのか不安になってきます。
こちらは、中に黒板があるトイレ。つい掲示板みたいにやりとりしちゃう?
「ゲイ、ストレート、トランス、男、女、誰でも、トランプ以外なら」
トイレといえば
落書き?
「ニューヨークのトイレ」と聞いて、こういった落書きのトイレをイメージした人も多いかもしれません。
「役立たずは卒業して、ピザになろうよ」
思わぬアートが見つかる
時もある
アカウントオーナーに「この企画をやってみて、気づいたことはある?」と尋ねたところ、こう答えてくれました。
「思いもよらない場所で、アートを見つけることがあるって気づいたよ」と。
ドーナツを食べている人がいたり。
「Sit down(座りなよ)」とかけて、「Shit down(大きいの出しなよ)」。
「あなたが信じているからってだけで、それが真実になるわけじゃないんだよ」と意味深な書き込みを見つけたり。
用を足すことだけ考えていると、あまりよく見ないで済ませてしまいそうですが、確かにいろいろ見回してみれば、そこここにアートが潜んでいるのかもしれません。
これらがすべてニューヨークにあるというんだから、その多様性には驚かされますね。
Instagramでは、さらに詳しく、場所とコメント入りで紹介されています。「NYのトイレツアー」なんていうのも、意外に面白いかも。