ありのままのニューヨークなのに、なぜかすごく行きたくなる写真。
ニューヨークに訪れたら定番の観光スポットも回ってみたいとは思うけど、写真で見たことのある場所に行くだけじゃ、少し物足りないと思うのも事実。
ポーランド出身の写真家、Klaudyna Shubertさんもおそらく同じことを考えたのでしょう。彼女のNY滞在中のトラベルレポートは、ひと味ちがいます。昨年の夏、人生で初めてニューヨークに訪れ、全力でその「日常」を捉えようとしたのです。
こんなニューヨークも、
ニューヨークなんだ
旅をするのが大好きで、とにかくたくさんの旅に出るというKlaudynaさん。初めてアメリカを訪れたときは、西海岸を数週間ほど回ったのだとか。
そのときに、絶対またすぐ来ようと誓ったそうです。そして先日、ずっと行きたいと夢見ていたニューヨークについに降り立ったのです。
彼女が捉えたニューヨークは、どこかレトロで色彩が満載の、日常の風景。「旅行写真」というより「日常のヒトコマ」といった印象。
定番の観光地って
こんな感じなんだ
自由の女神の写真って、きれいに像だけが入ってアップで撮られているものが多いですよね。意外に周りがどうなっているのか知らない人もいるはず。
自由の女神の島に上陸しないで見ると、こんな感じ。像を写真に収めようとたくさんの人がスマホやカメラを向けているのも、また味わいがあります。
お土産屋さんらしき人が、スマホをチェックする瞬間。
ニューヨークの街は
期待以上にパワフル
「ニューヨークの街は期待通り…どころか、期待以上にパワーをもらえる場所だった」
と語る彼女。
お気に入りの場所は、地下鉄、オキュラス、ウィリアムズバーグ橋。
「地下鉄は、ニューヨークのアイコン。いろんな国の、いろんなタイプの人がここで毎日暮らしているの」
「ニューヨークの新名所とも言えるオキュラスは、シンプルでとても美しい建物よ。それでいて、とても強いメッセージとエネルギーを持っていると思うの」
「ウィリアムズバーグ橋は、マンハッタンからブルックリンを歩くときに素晴らしい景色を見ることができる場所。マンハッタンの景色だけじゃなくて、あまり話題にならない地域の景色も見られるのよ。ウィリアムズバーグ橋自体もとっても印象的で、エネルギッシュな場所なの。とくに、夕方から夜にかけてがオススメ」
ありのままのNYに
恋をした
最後に「あなたにとって、ニューヨークとは?」と、直球の質問をしてみました。
「バラエティ。 エネルギー。 ダイナミクス。 私はその多様性とカラフルさに、完全に恋に落ちたの」