「500年の時を経て、ついに!」AIによってミケランジェロ、高村光太郎らの才能が現代に復活

技術が凄まじいスピードで進化している現代。

しかし、昔作られていたもので継承者がおらず、現代では再現できなくなってしまった「ロストテクノロジー 」と呼ばれるものが存在する。

たとえばピラミッドもそのひとつ。紀元前2500年頃にクフ王によって建造されたとされているが、当時の技術であれだけの量の石をどうやって運搬し、正確に積み上げたのかは、想像の域を出ない。

では、後世に名を残す芸術家はどうか。世界でも著名な彼らの才能も同様だろう。そんな才能がAIとデジタル製造技術によって、現代に蘇ったようだ。

再現されたのは、かのミケランジェロ。そして、詩人・歌人でもあり彫刻家としても活躍した高村光太郎──。

金属切削テクノロジー及びデジタル加工ソリューションを提供するスウェーデンのエンジニアリング企業「Sandvik」による「Impossible Statue」の製造プロジェクトを紹介しよう。

© Sandvik / Youtube

ステンレス製の彫像の重量は500kg、高さは1.5m。ミケランジェロ、オーギュスト・ロダン、高村光太郎、ケーテ・コルヴィッツ、オーガスタ・サヴェージら5人の世界的に偉大で著名な彫刻家のスタイルを事前にAIに学習させたうえでつくりだされたメタリックなボディ。

不可能(Impossible)と題された彫像が、AI技術によって佇んでいる。この矛盾こそが、AIがもたらす現代そのものなのかもしれない。

「Impossible Statue」は、スウェーデン国立科学技術博物館(Tekniska Museet)に展示されているそうだ。

ソリューションを活かし業務効率化と持続可能性をもっと多くの人々に知ってもらうべく始まった、今回の「Impossbile Statue」プロジェクト。実際に、作業時間が従来の方法に比べて6分の1に、必要なステンレス鋼の量も2分の1になったという。他の産業でも同技術が導入される未来は、きっとすぐそこまできている。

Top image: © sandvik
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。