伝説のミュージシャンが、 次世代アーティストたちを守る！

「キング・オブ・ロックンロール」と称される、エルヴィス・プレスリー。そんな伝説のミュージシャンが、法律になったようだ。

テネシー州で、「ELVIS Act（ELVIS法）」と呼ばれる法律が制定された。ミュージシャンをはじめとするアーティストをAIの不正使用から保護することを目的とした法律だという。

同州では名前や画像、肖像は保護されていたが、音声は対象外だった。そこで、声で世界に衝撃を与えた人物の名を冠する法律を定め、保護の対象範囲に音声を含めることになったそう。

テネシー州知事のBill Lee氏は「現行法ではアーティストやクリエイターたちを生成AIの悪用から完全には守れないため、保護領域を拡大する必要があった」としている。テクノロジーの発展に伴い、法律も変わっていく必要があるのだろう。

なお、アメリカで音声を保護する法律が制定されるのは今回が初。「ELVIS Act」は、7月1日より施行される予定とのことだ。

伝説のミュージシャンが、次世代を担うアーティストたちを守ってくれるはずだ。