時代は「エド・バース」!3Dで江戸を満喫できる美術館が誕生

日本が誇る浮世絵は世界を超え、“異世界”に羽ばたく──。

今月1日、デジタル世界に構築された壮大な3D空間、その名も「浮世絵美術館」がオープンした。第一弾として公開されたのは、風景画のエリアだ。

この美術館は、アート流通における新たなマーケットとして注目されているデジタル仮想空間上に、江戸時代の世界観を再現する「Edoverse(江戸バース)」の一端として誕生。

数々のハイエンドゲームでも使用されている3D制作ツール「UnrealEngine5」を駆使して作られた館内では、立体的で美しい江戸の世界を満喫できる。

©Shinwa Wise Holdings株式会社

江戸時代の浮世絵を自由に鑑賞したり、アバターに話しかけたりできるほか、今後は浮世絵をNFTとして販売する計画もあるという。

「江戸バース」では、アートに関連したマルチなコンテンツを展開し、芸術を通したユーザー体験や日本文化の啓蒙を展開していくとのこと。

また、NFTやブロックチェーン技術を用いて、出展するアーティストへの経済的還元を実現する仕組みを構築するなど、持続可能な参加者還元型エコシステムの実現を目指すという。

©Shinwa Wise Holdings株式会社

第一弾の風景画につづき、歌舞伎、風刺画、武者絵、春画のエリアが順々にオープンされる予定。

流行に伝統を迎合させた新体験に期待したい。

『浮世絵美術館』
【公式URL】
https://ukiyoe.edoverse.io

Top image: © Shinwa Wise Holdings株式会社
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。