驚きの低価格。3Dプリンターは一家に一台の時代へ?

3Dプリンター市場において、価格競争が激化している。

この「Obsidian」は、わずか99ドル(約10,800円)という価格でリリースされたもの。クラウドファンディングで設定された目標額の16倍もの資金調達に成功したことからも、注目度の高さが伺える。

「名作」のDNAを受け継ぐ

このお値打ちな3Dプリンターの生みの親は、サンフランシスコを拠点とするベンチャー企業Kodama社。かつて、500ドル前後の価格帯で「Trinum」という3Dプリンターを開発し、「Kickstarter」経由で世界80ヶ国、3,000人以上へ出荷した実績を持っている。

そのDNAを受け継いて進化を遂げたのが「Obsidian」というわけだ。

低価格でコンパクトな
家庭用3Dプリンター

「Obsidian」は、3Dプリンター初心者のエントリーモデルであるといえるだろう。低価格だけでなく、組み立て不要なので、電源につなぐだけで使えること。そして、操作方法もシンプルで簡単なこと、スチールやアルミを材料にしているので丈夫であることが理由として挙げられる。

スマホで製造過程の
モニタリングも可能

これまでの3Dプリンターでよくありがちだったのが、プログラミングのミスだそう。作業をスタートして数時間後に気づくことも多かったらしい。というのも、製造中はその場にいないケースがほとんどだったから。

この問題を解決したのが遠隔管理。iOSやAndroidの対応アプリで、リアルタイムのリモートモニタリングをすることができるのだ。

様々なフィラメントで
3Dを楽しめる

本体自体はコンパクトなサイズではあるが、ナイロン、ABS樹脂、PETG(ポリエチレンテレタレート)、PC(ポリカーポネート)、CF(カーボンファイバー)などの様々なフィラメントに対応している。

フィラメントのセッティングは、外側に取りつければいい。この簡単でアナログ的な使い勝手も評判を高くしているひとつ。ちなみに造形が可能なサイズは、最大120mm×120mm×120mmとのことだ。

商品の購入に関してはコチラから。出荷予定は2017年12月。大人のおもちゃとして使うノリで、幅広く、遊び道具を作りだしてみては?

Licensed material used with permission by Kodama, Inc.
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。