3Dプリンター製の学校がマダガスカルで完成!六角形の校舎がかわいらしい
昨年当メディアで紹介した、3Dプリンターでマダガスカルに学校を建設する世界初のプロジェクト。どうやら、ついに完成の日を迎えたらしい——。
©BOTO Friddet
教育インフラの拡充を目指すNPO「Thinking Huts」が手がけた校舎は、六角形のかわいらしいデザイン。壁には耐久性の高いセメント混合材が使われ、屋根やドア、窓にはマダガスカル産の素材が採用されているとのこと。
©Thinking Huts
また、同団体のシンボルとされているブーゲンビリアの花を、現地のコミュニティと共同で植えたらしい。ただ教育の機会を提供するだけではなく、ローカルの人たちと力を合わせて学校を作り上げていることがうかがえる。
©Thinking Huts
学校の運営やメンテナンスなどは、現地のパートナーが担当するとのこと。加えて、今回のプロジェクトを通して地元の建設業者は3Dプリンタースキルを習得したため、今後はNPOの力を借りなくても学校を建てられるかもしれないらしい。
マダガスカルをはじめ、教育の機会を十分に得られない子どもたちがいる国や地域はまだまだ多い。世界中で学校が当たり前の存在になるには、「Thinking Huts」の活動は欠かせないだろう——。
© Thinking Huts/YouTube
Reference: thinking huts completes its first 3D printed school in madagascar, with many more to come
Top image: © BOTO Friddet