テキサス州の砂漠に誕生予定の「3Dプリンター製ホテル」、ついに建設スタート

3Dプリント建築のパイオニア「ICON」が昨年発表した、テキサス州マーファの宿泊施設「El Cosmico」のリニューアル計画。ついに建設が始まり、より具体的な完成予想図も見えてきたようだ。

「ICON」が、3Dプリンターを用いた「El Cosmico」の建設を開始したと発表。テキサス州マーファの砂漠に、ホテルや住宅が誕生することになるという。60エーカー（約24万平方メートル）の敷地に、ホテルやレストラン、スパ、邸宅などが作られるとのこと。3Dプリンターが生み出す曲線美が特徴の建物とテキサス州の雄大な砂漠が融合した、唯一無二の施設になるそうだ。

建物の色や形を砂漠の風景に馴染ませることで、まるで昔からその場所にあったかのようなデザインに仕上げる予定らしい。部屋は広大な砂漠を眺められるよう設計されているため、大自然を肌で感じることができそうだ。

2026年の完成を目指す「El Cosmico」。住宅は3ベッドルームと4ベッドルームの2タイプがあり、モデルハウスは今年中に完成するらしい。

いったい「El Cosmico」はどのような空間になり、訪れる人にどういった体験を提供してくれるのか。想像するだけで、ワクワクしてしまう——。