砂漠国アブダビで世界最大級8300平方メートルの「垂直農場」を建設予定
サステイナビリティの観点から、地産地消の促進は世界共通の課題。とはいえ、アブダビのような砂漠国では農作物の栽培そのものが困難だ。
そんななか、以前「TABI LABO」でも紹介した米国発のスタートアップ「Aero Farms」は、4月9日、アブダビ投資事務所(ADIO)のバックアップのもと、アブダビに世界最大級の約8300平方メートルの「屋内垂直農場」を建設することを発表した。
Aero Farmsの独自の屋内垂直農場では、従来型の畑での栽培に比べ、水の使用を95%削減、無農薬栽培の実現が可能。このアブダビに建設予定の新しい施設では、地元作物の研究開発と商業化が進められる予定だ。
アブダビのように砂漠に囲まれ、乾燥した土地でも農作物を栽培することができれば、農業に適さない土地に住む人々にも、新鮮かつ無農薬で安全な地元の農作物を届けることができる。
テクノロジーの発達により、気候や風土に左右されないアグリカルチャーの実現がすぐそこまできている。
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