【世界最大】ドバイに垂直農場が。

世界最大の垂直農場である「Bustanica」がドバイにオープンした。

これを手掛けたのは、「エミレーツ・フライト・ケータリング(EKFC)」と「クロップ・ワン」の合併事業である「エミレーツ・クロップ・ワン」。

「Bustanica」は、アール・マクトゥーム国際空港の近くに位置していて、その規模はなんと約30万平方メートル

同社によると、年間約100万キログラムもの葉菜類が育つ予定なんだそう。

この農場施設では、AIなどのテクノロジーを用いた先端農法を実施。運営は社内の専門チームが担当している。

さらに、農薬や除草剤、化学薬品を使わないため、継続的な生産サイクルでとっても新鮮かつ衛生的であることが保証されているとのこと。

© Emirates Airline/Twitter

ちなみに「垂直農業」とは、ビルの階層や傾斜面を活用して農業することを指すのだが、そのメリットの一つは広い土地いらずの"都市型生産"ができるところにあり、ここ日本でも広がり始めている注目の農法。

エミレーツグループの会長兼最高経営責任者のSheikh Ahmed bin Saeed Al Maktoumは「どの国でも長期的な食物の安全性と自給自足は経済成長にとって重要である」と振り返る。

この新たな農場はUAEの「National Food Strategy 2051」のアジェンダのひとつで、「年中頼りにできる作物生産、そして天候や疫病から自立したサプライチェーンの実現」に沿ったものなんだそう。

早速エミレーツ航空の搭乗客は、この「Bistanica」で生産された野菜を機内で食べられる予定とのこと。

農場が横長から縦長に。次は斜めかな……?なんちゃって。

Top image: © エミレーツ航空
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。