大富豪たちはグリーンランドで「宝探し」をしているらしい。EV用の鉱物採掘が狙いとのこと

ジェフ・ベゾスビル・ゲイツなど世界の大富豪はいま、大規模な"宝探し"をしているらしい——。

舞台は、グリーンランドの西海岸。どうやらここには、電気自動車(EV)の駆動に必要なニッケルコバルトが眠っているんだそう。

気候変動の影響でグリーンランドのが急速に溶け、資源を採掘しやすい環境が整いつつあるとのこと。大富豪たちは鉱物探査事業を手がける「コボルド・メタルズ(Kobold Metals)」などに出資し、グリーンエネルギーの採掘を狙っているようだ。

© CNN/Twitter

そんな大富豪の"トレジャーハンティング"に対してグリーンランド政府は、「鉱物の採掘は国内経済プラスの影響を与える可能性を秘めている」と前向きだ。

また、「持続可能かつ採算が取れる事業を支持し、環境問題を度外視するわけではない」としている。

しかし、気候変動の"おかげ"で気候変動対策に活路を見出すとは……なんとも皮肉なことだ。

Top image: © iStock.com/posteriori
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。