名優ヴァル・キルマーの声がAIにより復元！

『トップガン』でのアイスマン役や『バットマン フォーエヴァー』でのバットマン役で知られるアメリカの名優ヴァル・キルマー。

舞台俳優からハリウッド俳優へと転向した同氏は、高い演技力だけでなく、その独特な渋い声にも人気があった俳優だ。

アメリカのロックバンド「ドアーズ」を描いた映画『ドアーズ』では、主人公のジム・モリソン役に抜擢され、吹き替えなしで演じた歌唱シーンも高い評価を得ていた。

だが最近は、2年間に及ぶ喉頭がんとの闘病生活を終えたところで、以前のように声を出すことが難しい状況であったという。

そこで、声のクローンを作成している英国ソフトウェア会社「Sonantic」がヴァルの音声をAI技術によって復元。

信じられないが、以下の動画でヴァルが喋っている音声は、すべて過去の音声データを利用して作られているらしい。

動画では、「喉頭がんににより、僕の声は奪われてしまった。（中略）だが、私はもう一度自分を表現することができる。みんなに夢を届けることができる」と語っている。

コメント欄には、再びヴァルの美しい声を聴けて喜ぶ声が多く寄せられている。

また現在欧米の「Amazon Prime」では、そんなヴァルの半生を描いたドキュメンタリー映画『VAL』がちょうど公開されたところ。

日本での配信予定は決まっていないというが、気になる方は以下のトレイラーをチェックしてみて欲しい。