NASAが3Dプリント製「月面基地」を発注

3Dプリンターを用いた月面基地の計画!

「NASA(アメリカ航空宇宙局)」が有人宇宙飛行(月面着陸)を目的としたアルテミス計画で必要となる、月面インフラ建設の手段を開発することに。

その役割を担うのが、米国初の3Dプリント住宅を造り上げたことで知られる「ICON」社。月面上の発着場や道路、住居などを建てる施工技術を研究・開発するといった契約内容で、発注金額はじつに5720万ドル(約75億円)。

しかし、アルテミス計画だけでは終わらない。じつは、さらに遠方にある火星に到達するための駐留拠点として月面基地を活用するのがNASAの真の目的のようだ。

それらを踏まえた上で、ICON社は「Mars Dune Alpha」という約58平方メートルの火星居住施設を3Dプリンティング中……。

© icon3dtech / Instagram

本プロジェクトのリリースによれば、「Mars Dune Alpha」にて1年間の火星生活シュミレーションが今年中に実施される予定とのこと。

着々と進んでいく月面基地と火星移住への道。はたして、“宇宙住宅”の住み心地とは、いったいどんなものなのだろう。

Top image: © Elena11/Shutterstock.com
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。