30坪300万円!日本初「3Dプリンターで住宅を創る」プロジェクト

球形の住宅が3Dプリンターで生まれる。 それも30坪300万円という価格で!

この実現へプロジェクトを2019年12月にスタートしたのが、日本で初めて3Dプリンターによる住宅建設を目指して起業したスタートアップ企業「セレンディクスパートナーズ」。

今月にはいり、「Sphere」と呼ばれるプロトタイプデザインを公開。設計は、NASAの火星移住プロジェクトを進める、NYの建築設計事務所「CLOUDS AO」共同創業者である曽野正之氏によるもの。

Sphereプロトタイプ概観 ©Clouds AO
Sphereプロトタイプ室内 ©Clouds AO

全体を球形(Spher)にすることで、構造的な強度も担保しながら、鉄筋などの構造体を必要としない球体の住宅開発を目指したそうだ。そうすることで、3Dプリンターと複合素材を用いてわずか24時間での完成も実現へ。

家をロボット(3Dプリンター)が創る(無人化)ことによって、コストの過半を占める物流費人件費も大幅な低減につなげるのだ。

安価になれば、クルマを買い替えるように家を買い替えられる。「セレンディクスパートナーズ」による「Sphere」の提案と挑戦、年齢・家族構成・仕事に合わせて自由に家を買い替える時代がくるかもしれない。

Top image: © Clouds AO
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。