これが新時代のモノ作り。廃材と3Dプリンターで「あの名家具」が復刻!

広葉樹の廃材を活用して、3Dプリンターでクオリティ高い家具をリデザイン。

一度聞くだけでは「ん?」となりそうなことを実現したのは、創業70年、飲食・ホテル・オフィスなど多業界に家具を納入する業務用家具メーカーの「株式会社アダル」だ。

試みたのは、ベース素材に広葉樹の廃材からでた木粉と樹脂を混ぜた粒状素材(ペレット)を使用し、硬質な材料や軟質な材料の造形を可能にする特殊な3Dプリンターでシェルを射出成形するというもの。

写真左:木廃材、写真右:粉塵と樹脂を融合したペレット ©株式会社アダル
写真左:リンクラウンジ2.0の3Dデータ、写真右:3Dプリンターで射出中のラウンジシェル部材 ©株式会社アダル

この手法により、同社が90年代初頭のバブル期に設計した代表的名作家具「リンクラウンジ」を復刻した新作「リンクラウンジ2.0」を生みだした。

「リンクラウンジ2.0」©株式会社アダル

先週6月21日(水)から6月23日(金)まで東京ビッグサイトで開催された「次世代3Dプリンタ展」でも展示されたこのプロダクト。

どのようにできあがるのか、想いが背景にあるのかは、下部の制作ドキュメント動画で確認してもらいたい。

「株式会社アダル」は、この新しい技術を活用したプロダクト開発により、木材活用率100%を目指したサステナブルな次世代モノ作りにチャレンジしていくという。

© 株式会社アダル【adal_contractfurniture】 / YouTube
Top image: © 株式会社アダル
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。