インダストリアル美術館!モスクワ新アートセンターが壮観

ロシア・モスクワにて、20世紀初頭に建てられた歴史的な発電所が改築され、「GES-2 house of culture」と名付けられた現代アートセンターが誕生した。

イタリア出身の世界的建築家レンゾ・ピアノが指揮を取り、同都市のランドマークが新たな姿に生まれ変わったようだ。

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かつて発電所であったということで、大きな4本の煙突が印象的な建物であるが、改装に際して、レンガから青い鋼鉄製の煙突に変更。

そして現在は、汚染された煙の排出ではなく、新鮮な空気を取り入れるために使われており、建物の省エネルギー化に貢献しているという。

またアートセンターの内部は、直感的に理解できるようにデザインされており、大きく4つのホールに分かれている。

市民ホールには、図書館へのアクセスをはじめとした無料で利用できる公共のスペースが用意されており、中央にあるウェルカムホールでは、施設に関する様々な情報やチケット等の購入ができる。さらに、様々な展示会が行われる展示ホールと、多様なワークショップが開かれる教育ホールで構成されているようだ。

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また建物外にある敷地には、白樺の木が多く植えられた森が出現。

無機質なイメージが強い発電所であるが、ガラスを中心に建設された現在では、建物内部からでも緑を楽しむことができるように仕上がっている。

また発電所と言いながらも、西洋的な雰囲気を感じる仕上がりになっているのも、この建物の面白いところ。

近くには、有名な観光スポット「救世主ハリストス大聖堂」もあるようで、とてもユニークな景観となっているので、モスクワを訪れた際には、是非とも立ち寄って欲しい!

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