妊娠前や妊娠中のアルコール摂取は、子どもの「顔の形」を変えてしまうらしい【研究結果】

当たり前のことかもしれないが、妊娠中のアルコール摂取は控えよう。

なぜこんな周知の事実を改めてお伝えするかというと、妊娠中妊娠前アルコール摂取が、子どものに影響することが分かったからだ。

オランダの「エラスムス医療センター(Erasmus Medical Centre)」が、AIディープラーニングを活用して妊娠中や妊娠前の母親の飲酒が子どもに与える影響を研究したらしい。

その結果、アルコールは子どもの顔の形を変えてしまうことが明らかになったという。

© DisabledWorld/Twitter

上の図は、飲酒が子どもの顔に与える影響を可視化したもの。妊娠前や妊娠中にアルコールを一切摂取しなかった場合と比べて、赤色はへこんでいる部分、青色は飛び出ている部分を表しているらしい。

つまり、妊娠前や妊娠中にアルコールを摂取すると、生まれてくる子どもはしゃくれて目の下が落ち込み、鼻は短くて上向きになる傾向にあるということだ。

ちなみに、飲酒期間で列が分けられており、左は妊娠前の3ヶ月間、中央は妊娠初期まで、右は妊娠後期までとのこと。どうやら、妊娠が分かってから断酒しても、直前までアルコールを摂取していた場合は子どもの顔に影響が出るようだ。

加えて、飲酒の量も子どもの顔に影響するらしい。母親のアルコール摂取量の多さに比例して、子どもの顔の変化も大きくなるとのこと。

また、たとえ1週間に小さなグラス1杯分のワインや330mlのビールなど少量に抑えたとしても、子どもの顔に影響があるという。

妊娠中は言うまでもなく、妊娠前でも数ヶ月間はアルコールを控えるべきだろう。

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